ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

NHKの 「真珠湾特集」番組

2021-12-11 21:27:46 | 徒然の記

 今年は、真珠湾攻撃から80年が経つ節目の年だということで、NHKが特集番組を作っています。

 12月8日と12月11日(本日)、偶然NHKの番組を見て、それが分かりました。最初は、どうして何度もNHKが、戦争の記録を取り上げるのかと不思議でしたが、今は理解しています。

 12月8日に見たのは、 「しぶ5時」という番組の中で、「太平洋戦争開戦80年」が扱われていました。

 12月11日(本日)見たのは、「あの日あの時あの番組」「太平洋戦争80年 日本人はなぜ戦争へと向かったのか。」というドキュメントでした。調べてみますとNHKは、関連する番組を4本作っていました。

     1. NHKスペシャル  新・ドキュメント太平洋戦争
    「1941 第1回 開戦(前編)」

                    【放送予定】12月4日(土)[総合]後9:00~9:49

  2. NHKスペシャル 新・ドキュメント太平洋戦争
    「1941 第1回 開戦(後編)」

        【放送予定】12月5日(日)[総合]後9:00~9:49

        3.   歴史探偵「写真で迫る真珠湾攻撃のリアル 若者たちは何を感じたのか?」

             【放送予定】12月8日(水)[総合]後10:30~11:15

   4.   あの日あのときあの番組「太平洋戦争80年 日本人はなぜ戦争へと向かったのか」

         【放送予定】12月11日(土)[総合]後3:05~4:15

 私が見たのは、青字で表示した2本でした。わざわざブログで取り上げるのには、理由があります。現在書評をしている『近代戦争シリーズ』と、中身が重なるからです。

 しかもこの書評のブログに関し、GOO氏事務局のスタッフから、

 「一部の表現内容が不適切な表現に繋がる恐れがあるため、文章の一部を加工しています」、という警告までもらっています。

 GOO事務局が、なぜ私のブログに警告を出したのか、NHKの特集番組を見ながら、自分なりに納得しました。今回はその内容を、息子たちと、「ねこ庭」を訪問される方々にお伝えしようと思います。

 それこそ、「ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言」と、聞き流していただければ結構です。

 まず最初に、青字で表示した2本の番組に関するNHKの説明を紹介します。

 〈 1.    3の説明 〉

  「パイロットとして出撃する直前に撮られた宴会写真。満面の笑みの裏には、どんな思いがあったのか?」「仲間で撮った集合写真。なぜ、1人だけ白く塗りつぶされてしまったのか?」「さらに、日本人捕虜第1号として、絶望のどん底に落ちた若者を救った、ハワイの謎の老人とは?」      

 〈 2.    4の説明 〉

  「勝ち目がないことを知りつつ、重大案件を先送りし、」「 “ 決意なき開戦 ” に追い込まれていった、リーダーたちの姿をとおし、」「21世紀の日本に生きる私たちにもつながる、教訓について考える。」

  番組の中では、一般国民の声が伝えられています。

「映像を見ることで、戦争や平和について考えてほしいと訴えます。」 

「戦争がどれだけ悲惨かを、わかってほしい。映像を見て考えていただきたい」

 いつもの報道ではないかと、ほとんどの人が気にかけないのでしょうが、しかしもう一度、〈 2.    4の説明 〉を読んでください。この文章は、私たち日本人が乗り越えなくてならない「東京裁判史観」が、そのまま生かされています。

 戦死した山本五十六長官の遺族にあたる老婦人が、インタビューを受け、「私たちは、もう一度あの時のことを反省しなければなりません。」と答えられています。日本人にだけ反省を強いているという風はなく、上品で温和な老婦人の話ですから、大抵の人は素直に聞きます。

 NHKの報道の仕方は、いつもこのように、さりげなく、客観的であるかのように、視聴者に訴えます。しかしここには、亡くなられた方々への哀悼の念がありません。「軍国主義の政府と強権支配の軍によって、戦場へ送られ、大切な命を失った気の毒な人」という、見方だけが強調されています。亡くなられた多くの方の「尊い犠牲」の上に、今の私たちの平和な暮らしがあるという、感謝の気持ちは決して語られません。

 大東亜戦争の事実が判明している現在になっても、「軍や政府に騙された。」「二度と同じ過ちを繰り返さないよう、反省しなければならない。」と、NHKは戦後70余年間発信した主張を、懲りることなく繰り返しています。

 「NHKの報道特集取材班には、日本人がいないのだろうか。」

 このようなドキュメンタリー番組を見る時、私はいつも疑問に思います。公共放送にふさわしい素晴らしい番組を、たくさん制作し、多くの国民の役に立っていながら、政治絡みのドキュメンタリー番組だけは、常に「日本が悪い国」となり、「過去を反省すべき国」として描かれます。

 だから私は、NHKの中にいる、こうした番組を制作するスタッフを、「反日左翼」と呼びます。スタッフが役員なのか、幹部なのか知りませんが、こうした役員クラスのスタッフを、「報道の自由」の理屈で擁護するのが、反日左翼の学者です。

 裕福なNHKには、お抱えの学者や教授が結構な報酬で雇われています。だから私は、こうした学者たちを、「駆除すべき害虫」と呼びます。

 さてそこで、いよいよ、「ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言」です。

 GOOを運営しているのは、「エヌ・ティ・ティレゾナント株式会社」で、東京都港区にある、NTTグループの企業です。筆頭株主は、NTTコミュニケーションズで、楠木健氏が代表取締役社長です。
 
 天下のNHKが、組織をあげて「東京裁判史観」を全国へ発信し、「日本人へ反省」を促している時、これに逆らうようなブログを許してはならないと、暗黙の指示が出され、運悪く私のブログも網にかかった・・と、これが私の結論です。
 
 「一部の表現内容が不適切な表現に繋がる恐れがあるため、」という警告の意味も分かります。GOOスタッフから、何が不適切発言なのか回答はありませんが、その必要も無くなりました。
 
 「東京裁判史観の払拭」、「反日左翼学者は駆除すべき害虫」・・こういう私の言葉は、彼らからすれば「不適切な表現」になります。「異論を認めない同調圧力」や「世論に流された国民の熱狂」が、先の大戦の原因だったと、NHKのアナウンサーが語っていますが、彼らのやっていることも、「異論を認めない同調圧力」なのに、そんな反省はないようです。
 
  NTTも、天下のNHKには気を使い、ブログの世界にまで干渉しました。彼らは、「言論の自由」を尊重する組織なのに、果たして多くの国民はなんと受け止めるのでしょうか。
 
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする