ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

女性皇族の考え「理解を」- 33 ( 「ねこ庭」の結論 )

2025-01-11 17:32:34 | 徒然の記

 本日は「ねこ庭」の恥ずかしい間違いについて、息子たちと訪問された方々に報告 ( 告白 ) いたします。

 1月8日のブログで、次のように書きました。

 ・陛下の考えられる「公務」というのが、「ねこ庭」が最も苦慮する部分です。憲法では「天皇の公務」と言わず、第七条に「天皇の国事行為」として明示しています。

 ・憲法の定める「国事行為」の中に、陛下と美智子様が最も重要視されている「公務」、いわゆる「被災地へのご訪問」は含まれていません。

 「被災地へのご訪問」は「国事行為」ではないので、強いて続けようとされなければ退位の必要はありません、というのが「ねこ庭」の考えでした。

 平成28年8月8日に陛下がNHKを通じて語られた「おことば」の中では、「被災地へのご訪問」が中心のように聞こえましたので、「国事行為」でない「ご公務」なら体調に合わせて減らされれば良いのにと、軽く考えておりました。

 天皇のお仕事は「国事行為」が中心なので、ご自分で作られた「ご公務」が負担になるからと、「譲位」を考えられるのは間違いでないのかと、そのように思っておりました。

 秋篠宮様の「ご発言」の真意を検討する過程で、女性皇族の方の「ご公務」を詳しく知り、自分の間違いに気づきました。天皇のお仕事は、憲法に定められた「国事行為」だけでなく、おなじ比重で「ご公務」があることを知りました。

 体のご負担になるのなら、お辞めになれば良いと簡単に考えていた間違いに気づきました。

 新年の祝賀行事、園遊会等の宮中行事、全国植樹祭・国民体育大会への出席など、どれも国民が陛下のご出席を期待している「ご公務」ですから、取捨選択は容易でありません。

 全国植樹祭や国民体育大会に昭和天皇が出席されたという記憶がありませんので、「開かれた皇室」を作るため、平成になって始められたのかも知れません。しかしお二人で地方へお出かけになることは、年を取ると難しくなります。

 ・もちろん私たちは年々齢 ( よわい ) を重ねるわけですから、何らかの見直しというのは必要になると思います。

 59才の秋篠の宮様の誕生日のご発言ですから、80才を超えられた陛下が「ご公務」の負担を語られても不思議はありません。

 それを素直に聞けなかった「ねこ庭」の思い込みと、了見の狭さ・・・この二つが息子たちと訪問された方々へのご報告、すなわち間違いになります。

 気づかないまま過去記事で批判してきたのですから、陛下への無礼と己の無知とを書き残さなくてなりません。

  1.  思い込み

   ・憲法に規定されていなくても、天皇の「ご公務」は存在するのに、「国事行為」と「ご公務」を混同して考えていた

  2.  了見の狭さ

   ・陛下が危惧されている「被災地へのご訪問」は、昭和天皇への競争心から生まれた「ご公務」、という思い込みから抜け出せなかった

   ・「開かれた皇室」にしたいという、両陛下のお気持ちを率直に受け止められなかった

 以上が「ねこ庭」の反省ですが、客観的事実の整理という面から、ネット界と女性週刊誌が伝えていた情報も併せて紹介しておきます。

 ・陛下のご譲位発言は、皇太子殿下を皇位へつけるための美智子様の発案だった 

 ・NHKを通じたご譲位説明の「お言葉」報道は、美智子様の発案だった

 ・愛子天皇実現への陛下のご意向と皇室典範改正時の付帯事項は、美智子様の発案だった 

 今はあまり動画を見かけなくなりましたが、ジャーナリスト・政治評論家として有名だった篠原常一郎氏の次の意見もありました。

 ・天皇陛下を超えて、「高輪のご意向」 が宮内庁や政府を動かすとしたら、日本の中心が二つあることになるのでしょうか。

 ・退位された方が、いつまでも意見を述べられるのは、正しい在り方でしょうか。

 ・天皇がおられるのに、飛び越えて「ご意志」が伝わるのなら、天皇の権威が薄れます。

 ・こういうやり方は、歴史上よくない意味で語られた院政というのではないでしょうか。

 正確な言葉を忘れましたが、氏がそんな意味のことを述べていました。氏の情報源は、皇室記者、皇室関係者、皇室研究者といわれる人々で、内部でしか知り得ない話を外へ漏らす人間たちでした。

 「開かれた皇室」を作るため協力しているつもりなのでしょうが、行き過ぎた情報の発信は日本の根幹を腐らせます。

 今回でシリーズを終わりたいと思いますが、最後に「ねこ庭」の意見を述べさせていただきます。

  1.  上皇両陛下と皇室の方々が、皇室の崩壊を望まれているはずがない。

  2.  皇室の方々は、常に「国民のため」というお考えで動かれている。

  3.  善意でされていることが、皇室崩壊につながっていることに気づかれていない。

  4.  政府にも宮内庁内にも、敗戦以後の「アメリカの関与」に関する事実を両陛下に説明する、愛国の人物がいないのではないか。

 「ねこ庭」は、今年も千葉の片隅から「草莽崛起」の発信を続け、自分なりの国民の勤めを果たしていきますが、反日リベラルの石破内閣の成立を許した、現在の自由民主党の議員の不甲斐なさを見ていていますと、「皇室護持」がますます遠のいている感を深くします。

 現在進行形の問題なので、今は残念ながら、以上4点を述べるにとどめておきます。

コメント (2)
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