9月8日 月曜日
大麻
●角界が大麻汚染で揺れている。理事長北の湖親方が辞任。あいつぐ大麻吸引、所持、疑惑。もうどうしょうもないところまで来ている感じだ。だが、わたしはまったく個人的な思い出にのめり込んでいる。
●かれこれ60年も前のことである。記憶があいまいなので間違ったらごめんなさい。
栃木県の県庁の農務課から麻商組合に呼び出しがきた。終戦直後のことである。
●GHQからお偉いさんがくる。というのだ。わたしは英会話の勉強を始めていた。神の国。大日本帝国を打ち破ったアメリカという国について知りたかった。父のお供をして県庁にいった。
●アームストロングとい強そうな名前だが、女性の係官だった。いいわたされたことは予想だにしないことだった。
●青天の霹靂とはああいう驚きのためにある表現だ。
●日光街道の両サイドで大麻の栽培はまかりならぬ。というのだ。その理由がさらなる驚きを大麻取扱い業者にもたらした。
●日光に観光のために往還するGIが大麻タバコをすっては困るから……というのだ。
●このときわが鹿沼の何百年とつづいている大麻商ははじめて、マリファナという言葉を学ぶことになる。学んだところで、栽培を禁止されては農家も業者も死活問題だ。
●署名運動もした。われわれ日本人は、成熟した大麻の茎から繊維をとっている。そのために大麻を栽培しているのだと陳情した。なんとか禁止令は解かれた。
●大麻の繊維を商うなどということは、いまは過去のものとなった。大麻吸引だけがいまも健在だ。悪いことは外からやってくる。そして長続きする。
●あれから通訳とか塾の英語講師でずっと生活をさせてもらっているのだが、こと大麻のことを考えるとどうもアメリカがすきになれない。お世話になった、仲のいい友達も大勢いるのに、あのとき、大麻の葉をタバコとして吸うと知らされたときのショックを思い起こすと複雑な感情になる。
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大麻
●角界が大麻汚染で揺れている。理事長北の湖親方が辞任。あいつぐ大麻吸引、所持、疑惑。もうどうしょうもないところまで来ている感じだ。だが、わたしはまったく個人的な思い出にのめり込んでいる。
●かれこれ60年も前のことである。記憶があいまいなので間違ったらごめんなさい。
栃木県の県庁の農務課から麻商組合に呼び出しがきた。終戦直後のことである。
●GHQからお偉いさんがくる。というのだ。わたしは英会話の勉強を始めていた。神の国。大日本帝国を打ち破ったアメリカという国について知りたかった。父のお供をして県庁にいった。
●アームストロングとい強そうな名前だが、女性の係官だった。いいわたされたことは予想だにしないことだった。
●青天の霹靂とはああいう驚きのためにある表現だ。
●日光街道の両サイドで大麻の栽培はまかりならぬ。というのだ。その理由がさらなる驚きを大麻取扱い業者にもたらした。
●日光に観光のために往還するGIが大麻タバコをすっては困るから……というのだ。
●このときわが鹿沼の何百年とつづいている大麻商ははじめて、マリファナという言葉を学ぶことになる。学んだところで、栽培を禁止されては農家も業者も死活問題だ。
●署名運動もした。われわれ日本人は、成熟した大麻の茎から繊維をとっている。そのために大麻を栽培しているのだと陳情した。なんとか禁止令は解かれた。
●大麻の繊維を商うなどということは、いまは過去のものとなった。大麻吸引だけがいまも健在だ。悪いことは外からやってくる。そして長続きする。
●あれから通訳とか塾の英語講師でずっと生活をさせてもらっているのだが、こと大麻のことを考えるとどうもアメリカがすきになれない。お世話になった、仲のいい友達も大勢いるのに、あのとき、大麻の葉をタバコとして吸うと知らされたときのショックを思い起こすと複雑な感情になる。
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