日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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TBS-楽天問題の報道を呼んでいて、わいてきたさまざまな疑問のPART 3です。

○本当に、「テレビ」を「ネット」が飲み込むのか?
「テレビ」vs「ネット」ではなく、ワンセグの登場によって(写真)、ある意味、「テレビ・モバイル」vs「ネット」化すると論してきましたが、火曜の日経夕刊の記事が笑わせてくれました。

楽天が、「テレビ放送とインターネットを融合して楽しむことができる専用装置」を開発したとのこと。

これはその現物を見てみたい! (あくまでも興味本位です。欲しい装置ではない)
専用装置、というネーミング?がすごいですね。

利用者は見たい番組をいつでも視聴できるそうですが、ハードディスク付きのDVDプレーヤーを持っている方はだいたい経験しているのが、録画した番組がたまっていく一方で、最新の番組が次々と放送されていく状況で、新味はほとんどないのではないでしょうか。

TBSとの交渉にも使っていくと思われるのではということですが、私見ではそれは止めた方がいいような気がします。あまりに自分に都合の良い解釈が形になったような、「専用装置」なので。

(その4、に続く。今度こそクオリティ議論かな)



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モントリオールに拠点を置くエンターテインメント集団シルク・ドゥ・ソレイユの「アレグリア2」の日本公演を観てきました。

今回は、前回1996年に日本で上演された演目のバージョンアップしたものだそうです。
1982年にストリートパフォーマー達が結集したことから始まったシルク・ドゥ・ソレイユはいまや、世界有数の強力なグループとなり、あの東京ディズニーランドでさえ専用劇場を計画するほどのすごいコンテンツ力といえましょう。

また世界の娯楽の殿堂?ラスベガスでも複数のホテルと契約しており、「O オー」「ミスティア」「ズーマニティ」「KA」の4種のパフォーマンスが人気を呼んでいます。数えなくとも、ラスベガスでの最強ショーといえましょう(これらはラスベガスに行かないと観られないショー)

モントリオールから始まったとはいえ、世界中から集まったアーティストたちが構成していることが特徴といえましょう、そしてその600名を含む2700人のスタッフのスタッフ数も圧倒的です。
日本では、1992年「ファシナシオン」、1994年に「サルティンバンコ」、1996年に「アレグリア」、2000~2001年「サルティンバンコ2000」、2003年の「キダム」と公演をしてきました。

さて内容ですが、上質の生演奏に伴われた幻想性と肉体による芸が絶妙にミックスされ、“アレグリア”はスペイン語で“歓喜”を意味する言葉だそうですが、ラストのアレグリアのテーマソングまでには完全に魅了されていました。
強いていえば、私は、「アレグリア」は観ていませんので比較はできませんが、1996年に始まったショーということもありサーカス肉体芸の部分と他の部分の切り替えのスムーズさは最近の作品の方に軍配が上がる気はしましたが。
「サルティンバンコ」以来に観た同行者は、ストーリー性が前より強くなったとコメントしていましたが、その傾向はさらに進んでおり、最新の作品「コルテオ」は、フェリーニの映画「アマルコルド」を思い起こさせるようなノスタリスジックな物語調で進行します。この傾向が今後も強くなってくるのでしょうか。

なんにしても、言葉では表現しようのない、サーカスを昇華し別次元の娯楽に仕上げたこの独特の芸術は、もし機会があればそれを逃さず、「生」をまず経験することをお勧めいたします。
特にお勧めは、ラスベガスのベラッジオというホテルで上演されている「O オー」に尽きます。
ここでは内容にはふれませんが、私は2度観たにもかかわらず、またチャンスがあったら行きたいなと思うほどのショーです(私は決してシルク・ドゥ・ソレイユマニアではありませんよ)

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