日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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7月30日(月)に再放送された、<シリーズ アメリカ ニュース報道の危機> の最終回。
(7月14日~が本放送でしたが、観損ねた!)

あのタバコ業界問題を告発したことで有名なローウェル・バーグマン(元"60 Minutes"=写真のプロデューサー、NYタイムス記者) がプロデューサーかつ司会者となって、アメリカのニュース報道の問題点を検証した4回シリーズ。
最終回はウイークデーの放送だったのでビデオって昨晩みたのですが、この回が一番おもしろかった。


過去の3回は、911以降激化したブッシュ政権vs アメリカマスコミの闘いとか、記者の取材の際の情報提供者に対する秘密保持の問題などの内容だったのですが、この最終回は株主に翻弄されて歪んでいく新聞社ロサンゼルスタイムズの姿をドキュメントしています。

利益が通常の企業よりも高い比率で上がっているにもかかわらず、前年比さらには四半期比(!)で株主を満足させるためだけに社内で次々と実行されていく社員カット、コストカット。

ネット時代となって、確かに新聞の経営に革新が求められているのは確かですが、そういった論調に乗って本質を見失ってしまうような、ここまで極端な話もめずらしい。
結局は親会社だったシカゴトリビューン社自体さえも不動産業者に買収されてしまう事態になっている現在。
つい最近 Wall Street Journalも買収されてしまう中、実にタイムリーな放送だったかと思います。

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