なんで今頃、エンロンのドキュメンタリーを取り上げるのか?とお思いの貴兄。
いやいや、このドキュメンタリーをみることで現在の世界の大問題の本質について腑に落ちるところがあるのですよ。。。。フフフ。。。
それは、「世界を揺るがせているサブプライムローン問題」
根本的に考えてみると、サブプライムローンとは信用力の低い人に融資をするローン(融資者ー住宅ローン会社)なのですが、問題はこれが投資銀行に持ち込まれて「小口債券化」つまり金融商品化してしまうことです。
そしてどんどん一人歩きしていきます。
元にある不動産自体が崩れると崩壊してしまう時限爆弾が埋め込まれた金融商品がさらに組み合わされ、さらに束ねられ大きな証券商品となり流通していき.......
全米第7位の巨大企業、今となると(笑)“エンロン”スキャンダルを追ったこのドキュメントをみていると、起こりえないことがどこでもストップがかからずチェックもきかないうちに突き進んでしまい、アメリカ経済それ自体がこの“エンロン”スキャンダルに加担していたという、愚かな「経済」の姿がみられます。
サブプライムローン問題が起こる経済の背景が、間接的に透けてみえてくるのです。
その問題を別にしても、売上高13兆円の巨大企業が、たったの46日間で崩壊する醜い姿は観るに値しました。
ベストセラー本「The Smartest Guys in the Room」(このタイトルうけました!)をベースに様々な資料や映像、インタビューを駆使して時間を忘れさせるオモシロさ。
1回観てあまりのインパクトにそのまんま続けて2回めに突入してしまったという、我ながら珍しい展開になってしまったこの映画は、やはり必見か!?
特に今だから(笑)オススメ。
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