日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



2007年12月15日まで5年間にわたりロングランした、ラスベガス シーザーズパレスでの驚異のショー、セリーヌ•ディオン「A New Day」
某業界人からもこのショーは涙が出るほど素晴らしいとは聞いていたので、チャンスをみつけていつかとは思っていたが、結局見損ねてしまった。
当時シルクドソレイユの有名プロデューサーだったドラゴーニュが演出した豪華なショーだったことが話題だったが、今日はこの常設ショーをどうやって誕生させたか、プロディーサーの秘話についてふれたい。


それは今読んでいる、北谷賢司氏の「ライブ・エンタテインメント新世紀」の中で紹介されていた。
この本は、1999年に出版されていた「エンタテインメント・ビジネス」の加筆版ということもあって油断して昨年の6月の発売時にはパスしていたのだが、
最近読み始めたらこのエピソードがあった。



この常設公演を実現したのは、映画制作者フィリップ・アンシューツ氏。
がんを患った夫と生まれたばかりの子供とツアーで離れなくないセリーヌ•ディオンの希望を聞きつけた彼は、アイデアを企画し行動開始。

ラスベガスのシーザース・バレスと交渉。そして4000人が入る大劇場を用意させる。
一方興行会社を買収、チケット販売を独占する体制を作る。
そして元シルクドソレイユの大プロデューサーであったドラゴーニュを演出に迎え、強力なコンテンツに仕上げるという荒技!

当初は、門外漢の参入ということもあってか、業界からは冷たくみられていたよう。
だが、連日満員の大成功でラスベガスの大有名人となった。
セリーヌ•ディオンにも、ホテルにも、そしてオーディエンスにもWIn-Winの関係を満足をもたらした凄い仕事だと思う。


この「A New Day」は、ショーの終了とともに、DVDにもなったのでチャンスをみつけて観てみたいと思っている。
ただ、「生」の感動には全くかなわないことは自覚しているが.....
(シルクのDVD観てもいつも同様に思う)

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