日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



さすがに最終回、1時間半近くにわたる力の入った内容。
ゲストも豪華で、ビデオで登場するのがまず驚きのレイ・カーツワイルから始まって、スティグリッツ、元ドイツ首相シュミット、ハーバード大学教授 マイケル・サンデルなどなど。
レイ・カーツワイルがこの番組に出てくるとは全く思わなかったですよ!(2006年11月05日アップ NHK 未来への提言 レイ・カーツワイル 加速する技術の未来を具体的に語る。超刺激的)
スタジオ・ゲストは番組が固くなりすぎないようにバランスをとったのだろうが、その判断は今イチ(笑)

気にしていた、今回の欲望の濁流を創ったもう一つの「狂気」、「レバレッジ」についても、早々に説明していたので安心して観ることができた。
もっとその濁流になる様子をCGとかでみせてくれると、その狂気ぶりがもっとはっきりするのだが!
なんたら資本主義の話になったところで、やはり違うNHKの番組に出演していた人物が出てくるのかと思った。

その人物とは、ムハマド・ユヌス。
3月に来日した、グラミン銀行を創立し現在はソーシャル・ビジネスを提唱している彼である。

6月に放送された「未来への提言」でも現在の経済状況を引き起こした原因と、世界がこれから向かうべき方向のひとつとして、社会がソーシャル・ビジネスへの移行していくことを語っていた。
たいへんに興味深い番組で、当ブログでも取り上げようと思っていたのだが、内容の「濃さ」に何度も見返しているうちにアップをまだしていない状態にある。

もともと無担保の小口融資「マイクロクレジット」を発明した人なので、いちいち説得力が違う。
グラミン銀行を通してこのサービスを提供することで、バングラデシュの貧困克服に貢献している人だけに。
世界経済が、行き過ぎた利潤追求から抜け出し、貧困や環境などの社会問題を解決していくべきだと熱く語る姿は感動的だった。

話の流れからすると、彼が登場してもいいのかなと思ったがそうはならないまま、番組は結論へ。
具体性を欠いていることもあって、少し割り切れないものが残る終わり方になったのは残念。
いいネタを別番組で追っていただけに.....
ユヌスさんのその番組については、早々にまたアップしたいと思う!
彼が結論の中心にいるとは思わないが、解決法のひとつを提示している人物だけに。

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