日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



若い時に兄弟を失うことでかかえる苦悩は、若い時代ゆえにより厳しい、と昔にちらっと実話をもれ聞いた。
そしてその晩、実弟をなくす絶壁のような喪失感を「夢」を通して垣間見るという体験をした。
目が醒めたら、全身 汗びっしょり。
その仮の体験は、今でもくっきり思い出せるリアルさがあった。

そんなトラウマをかかえることになるのが、この映画の主人公。
比較的、共感を得やすそうと思われるこのテーマを演じているのは、ザック・エフロン Zac Efron。
(2009-11-10アップ セブンティーン・アゲイン 17 Again かなりの拾い物コメディ & タイムスリップもの!の主演)
前回の本来の持ち味のギャグ演技から一転して、今回はこのようなシリアスな映画となった(写真)

確かにあとで資料をみると、彼自身もこう語っている。
「いつも元気いっぱいの役を演じてきた僕にとって、心に傷を負った大人の男を演じるのは刺激的だった」

心強いのは、監督が前作「セブンティーン・アゲイン」と同じこと。
この強力なバックアップもあって、彼自身の演技のステップ・アップになったのは間違いない。


ということで、俳優=本命、監督=本命、的な構成の中、スムーズに上記のテーマ部分に突入。
なので、あ~...こういうトーンで話が深まっていくのかと思わされる。

のだが実は違う(笑)
いつの間にか、こちらの予想の方向とは違う展開になっていくので、目が離せない。
その展開への持って行き方へのフォローが、やや足りない気もしなくはない、がそれを気にしている間もなく引っ張られていくうちにエンディングに到達。
なので、これはこれで良いかな。

脇役では、レオ・リオッタが存在感を放っていて良かった。
いつもは悪役ばかりな彼(笑)なのだけど、逆にその「あやしさ」が生きる配役なのだ。
自然が美しいとともに、このような意外な発見があって楽しめる一作となった!
公開は、12/23。



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