
映画がテンポよく立ち上がって早々、
「歌手本人」も登場する、プロモーションビデオを圧倒的に凌駕する鋭い出来栄えの挿入歌で、一気に昇天!
(「500日のサマー」へのオマージュだそう、な~る~)
もうこのあとは、ラストまで一気に突き進むのみ。
この音楽起用のセンスが全篇にわたって、冴えわたっている。
カラオケ(の変換活用)、野外フェス、ヴィレッジ・ヴァンガード etc...2000年代的なものを数々配置。
だけでなく、Twitterのネタ活用、ホームページとかブログ構造のエンディングタイトルまでネット方面でも、同様に隙をみせない。
さらに、全くもってゴージャスな女優陣。
テレビドラマの方は残念ながら観たことが無いが、この1点においてだけで、もう許してしまうだろう。
さらにこれまで、「お高くとまっている」という点でいまいち感のあった長澤まさみ(写真:右から2番め)
彼女が、ここで一皮むけていて、今後に期待できるのも大きな加点ポイント。
ということで、久々にあっけらかんとゲラゲラ笑って楽しめた。
今年のベスト10に「最も笑えた2011年型、日本恋愛コメディ」としてランクインしそう。
刺さったフレーズがたくさんあったのも大きな収穫だった。
ネタバレになるから、いちいち書かないが。
個人的には「モテキ」というくらいだから、ちゃんと落としたところももっと観たかった(笑)
が、まあ青春ドラマとしては仕方ないだろう。