日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



先日もある飲み会で聞かれたので、ここでもご返答。
質問「忙しいはずなのに、どうやってあれだけの映画をみてるんですか?」
答「私は洋画好きなので、海外に行った時に未公開のDVD映画をたくさん買い込んできます(新作、レンタル落ちも含め)
これをちょっとずつ観て、タイミングをみてアップするのです」
(たまにはアマゾンでも買うし、他の方法も駆使するけど、メインはこの方法)

というわけで、メインはリージョン1のDVD映画の英語版を鑑賞している。
DVDのいいところは、英語字幕(Closed caption)を表示させることが可能なので、辛いときはそれを表示すれば何とかなる。

一方で、ヨーロッパ他の映画にはこの方式が適用できない。
英語字幕で全てを理解するのはちょっと厳しいという認識だからだ!


そんな私にピッタリと思われる1冊に出会ったので、さっそく読破。
外国語大学教授の倉田 誠氏が、300以上の洋画から構築した、英語学・英文法データベース。

全6章で、それぞれの項目は、
1章 音声学
2章 語法と文法
3章 形態論と音韻論
4章 統語論
5章 意味論と構文文法論
6章 言語と文化

と書くと、ものすごく固い本にみえる。
確かに各節の構成は①に文法解説、続いて②映画5~7本から抜粋した、その文法の実例、となっているので、確かに固い。


が、構成するのはそれぞれ「映画の名セリフ」のため、②で一気に柔らかくなるので、なんとか読み通せた。
実際には、英語は感覚的に理解したいので、①の文法部分はやや軽めに読み飛ばしたが(笑)

映画で、ちょっとセリフの言い回しに「気の利いた一言」と痺れることがある。
が、こうしてまとまると、それぞれ文法にのっとっていたこと(もあることを)初めて認識する。


最後に一言だけ注文。
英語学習者から英語学研究者までを対象としているが、そうなのであれば、映画ごとのインデックスがついているべきでは?
そうであれば、実際の授業に参考にするための検討が実に簡単になる。
例えば自分的には大好きで、刺さった英語のフレーズがたくさんある「Eternal Sunshine of the Spotless mind」は × 3回。
runにoutがついて他動詞化、beautifulを使った難易構文、自動詞lifeを同族目的語として取るケースの3つ。
(台詞の採用回数が一番多いのは、Erin Brockovichのようだが…)



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