日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



 

 

 

以下の7人もの経済学者の最新のインタビューが読めるという、お得な一冊。

 

・ポール・クルーグマン  「我々は大きな分岐点の前に立っている」

・トーマス・フリードマン 「雇用の完新世」が終わり「人新世」がはじまる

・デヴィッド・グレーバー 「職業の半分がなくなり、「どうでもいい仕事」が急増する

・トーマス・セドラチェク 「成長を追い求める経済学が世界を破壊する」

・タイラー・コーエン   「テクノロジーは働く人の格差をますます広げていく」

・ルトガー・ブレグマン  「ベーシックインカムと一日三時間労働が社会を救う」

・ビクター・マイヤー=ショーンベルガー 「データ資本主義」が激変させる未来

 

 

 

面白いのが、7人のうち流れで不自然でない限りインタビュアー 大野 和基 氏が今ドキ?な AI 脅威論 の質問をすること。

 

・ポール・クルーグマン  AI失業というのは、まやかし

・デヴィッド・グレーバー AI は既に多くの仕事を排除する一方、BS職(Bullshit Job)は維持    

・タイラー・コーエン   AI により、スキルのあるなしで格差が広がる

・ルトガー・ブレグマン  AIやロボット競争時代には、ベーシックインカムと1日3h労働が要   

 

 

 

また べーシックインカム議論も3人で登場するが…

 

・ポール・クルーグマン   反対。あまりに莫大なお金が必要になる

・デヴィッド・グレーバー  必要。「人間らしい仕事」を取り戻す

・ルトガー・ブレグマン   必要。ベーシックインカムと1日3h労働が社会を救う   

 

 

という具合に、議論の方向は全く個々で違う!

知的好奇心を掻き立てるし、一方で本のタイトル「未完の資本主義」を実感させる…

 

 

結論:7人もの経済学者が多士済々な議論を繰り広げるこの一冊は、今年有数にコスパ高し! 




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