-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

林道を沼澤(ヌマサ)の奥へ進みました。(2)

2013-11-04 09:52:28 | 近況報告

 林道は益々、山奥らしくなってきました。両脇から樹木が生い茂って、緑のトンネルを作っている場所もあります。

 立石山の上部が間近に迫ってきました。

 立石山は、御覧のとおり西側斜面が大きく切り取られています。傷口の斜面に線状の緑の幾筋も見えます。これは切土法面(きりどのりめん)に「犬走り」という 平坦面があるところです。そのわずかな平坦面には、周囲の山から運ばれてきた植物の種が根付いて、緑の葉を拡げることができますが、45度以上もあるような切土の法面には、どんな植物でも根付くのが困難なようで、何十年経っても悲しい姿のままです。だからこのようなことにならないように、採石を許可する際には、「人為的に緑化」することが条件とされているはずですが、ここはどうなっているのでしょう。

 何故か、採石が終了するころには採石業者の経営が思わしくなくなったと言って、会社が倒産します。全国的にもこれが常道のようです。採石会社を構成している会社は元気なのですが、「何故か」破産してしまいます。そうなりますと、「破産のため、緑化等の環境保全対策をできません」でまかり通ってしまいます。しかも、採石を盛んに行っている時は、近くに採石を使う土木工事が発注されます。その土木工事も「必要かな」と疑問を持ちそうな類のものです。この大きな傷口は、村山市の道の駅とその北側にある陸橋、新庄方面から南下してくる尾花沢の国道で目に入ってきます。残念です。

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