畑沢へ向かって、村山市から背炙り峠に入ろうとしたときに、正面に見える山の異変に気づきました。まだ10月になったばかりですから、山肌は緑に覆われているはずですが、白っぽい幹が沢山見えます。緑の色は、松や杉だけです。
望遠レンズにすると、実態がよく分かりました。山の一面が枯れているのです。畑沢も楢枯れの被害がありますが、畑沢の楢枯れは山の中にぽつぽつ程度です。楢枯れは基本的には「楢」だけです。この写真の山は、楢が密集していたようです。普通の山の場合は、種々の樹木が混在していますので、辺り一面が一斉に枯れる光景は見られません。
衝撃的な光景を見て峠に向いましたが、山の奥の楢は健在でした。先ずは安心しました。
楢の実であるドングリも落ちていました。
栗の実も落ちていました。
しかし、ドングリも栗も、いつもの年と比べると格段に少なくなっていました。やはり異常な状態です。