まだ午後3時前なのですが、秋になって太陽の高度が大分、低くなりました。まるで夏の夕方のように太陽が斜めから差し込みます。お蔭で電線に光線が当たって、白く浮き出ています。電柱は真っ直ぐに伸びた県道に沿って並んでいます。電線は、畑沢の中央部に書かれた楽譜のようです。さて、畑沢のメロディーはどんなものでしょう。
道路脇に沢山のビニール袋が積まれています。中には籾殻が入っています。コンバインで稲刈りをすると、稲わらは短くカットされて田んぼにばら撒かれ、籾は機械の中に集められます。さらに籾は、畑沢から別の場所にある乾燥機のある場所へ運ばれて乾燥された後、籾摺り機で玄米と籾殻に分離されます。もみ殻はこのように袋に入れられて、畑沢へ戻ってきます。袋の数が大量なので、このように道路にははみ出すことになります。