昨日、8月11日(土)はまだまだ、腰は本調子ではなかったけれども、外に出なければならなかったので、ヒーヒー言いながら出かけてきました。
昼12時からは娘のバイオリン、そのあと、息子を呼び出してランチ、いったん家に戻り、夕方からは友人とコンサートを聴きに出かけました。
~~~重野友歌&重野文歌ピアノデュオリサイタル~~~
<ソロ>
モーツァルト:ソナタKV.576ニ長調 (重野文歌)
ドビュッシー:前奏曲第1集より 「帆」「夕べの大気に漂う音と香り」「西風の見たもの」「ミンストレル」(重野文歌)
シューマン:クライスレリアーナ Op.16(重野友歌)
<デュオ>
ガーシュイン:3つの前奏曲
アラン・メンケン作曲 倉本裕基編曲 ディズニーより 「美女と野獣」
バーンスタイン作曲、松本憲治編曲 ウエストサイドストーリーより 「マンボ」「アイ・フィール・プリティ」「アメリカ」
<アンコール>
モシュコフスキー:スペイン舞曲Op.21 No.3
リチャード・ロジャーズ作曲、秋山さやか編曲:サウンドオブミュージックより エーデルワイス
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
お名前からわかるように、このおふたりはご姉妹であり、たしかひとつ違いくらいでいらしたと思います。
8年前にお姉さんが、ついで妹さんが中学卒業するとすぐにイギリスの音楽学校へ留学されたので(現在はそれぞれハンブルクとベルリンで勉強されています)、
大変上手な姉妹だというお噂は多々ききながらも、私、これまで演奏に接する機会を持てないでおりました。
初めて聴かせていただきましたが、まずはソロでお二人の持ち味の違いを楽しませていただきました。おふたりとも自由にのびのびと「音楽大好き」感にあふれておられ、とても居心地の良いひととき。
ここのところ、コンクールばかり聴いたり弾いたりしてましたので、余計そう感じるのかもしれませんが、やっぱりやりたいことをやるコンサートが一番です。まだ学生さんでいらっしゃるのでいろいろ自由でない部分ももしかするとあるのかもしれませんが、気持ちの開かれた演奏でした。
とくにデュオがすばらしかったです!
姉妹でいらっしゃるということはもちろんあると思いますけど、お二人のバランス感覚がすばらしく、もしかしたら生で聴いた連弾のなかでは、今までで最高の演奏だったかもしれません。
インタビューで、友歌さん(お姉さん)も文歌さん(妹さん)も異口同音に、「ソロもですが、ほかの楽器と一緒に演奏するのが大好きなので、編成の大きな室内楽などもやってみたい」とおっしゃってましたので、アンサンブルはお好きなうえ、上質のセンスもお持ちなのだと思いました。
私はどうも最近は、ソロとデュオが並ぶとデュオのほうに、また同じ人がソロと室内楽をやると室内楽のほうに耳が行くようになってしまい、
ソロがたとえものすごく素晴らしかったとしても、アンサンブルがもうひとつだと、次聴く気が失せるくらいにがっかりしてしまい、自分でも申し訳ないような気がするのですけど(こういうときはわが身は振り返ってはいけません・・・笑)、
重野姉妹はこれからもとても楽しみにしております。ますます研鑽をつまれて大きくはばたかれますよう。