アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

プロ野球、オールスターゲームはバラエティ?

2013年07月28日 | Weblog
 日本のプロ野球のオールスターゲーム、随分久しぶりに観戦しました。テレビでですけどね。30年ぶりかな?
 どうして観る気になったか?大谷翔平ですよ!大谷の二刀流がどうなるか?それが観たかった。

 日本のプロ野球のオールスターゲームの前に、メジャーのオールスターゲームがありました。それを見ていたものですから、日本のプロ野球オールスターゲームへの期待は否が応でも盛り上がりましたよ。
 なにしろ、メジャーの場合、選ばれた選手は家族同伴でオープンカーでパレードですよ!岩隈選手はリーグの投球後の期間の問題で、選ばれましたがはじめから出場しないという形の選手。それでも、家族でパレード。3人の子ども達が可愛らしかったです。奥様も、まるでAKB48のメンバーみたいでした。
 出場できなくとも、選出されるだけで選手は名誉を感じるのがメジャーのオールスターゲーム。

 で、日本のプロ野球オールスターゲーム。オールスターゲームって面白いんだなあと思いました。何が面白かったかって?
 第1戦でDeNAの39歳、三浦大輔投手が右肘をうまく使って、日本ハムのルーキー、大谷翔平にスローカーブを投げました。
 これには感心しましたよ。あの一球で、ハマの番長三浦投手は、大谷翔平に進退にかかわる質問を投げかけたのです。
 投手を選ぶのか?・・・おまえ(大谷)は、この球(三浦のスローカーブ)を投げられるほどの制球力をつけた投手になりたいのか?
 打者を選ぶのか?・・・おまえは、ストライクゾーンの上限からボールに落ちる遅い変化球を打てる打者になりたいのか?

 プロ野球のオールスターゲームって凄いんだなあと、ホント感心しました。面白かったです。もちろん、「興味深い」意味の面白い。

 大いに期待した第2戦!藤浪晋太郎が、中田翔へスローカーブを投げた!これは凄いぞ!と思いました。藤浪は、三浦のマネをしたんだなあ!大選手がしたことをすぐにマネる。オールスターゲームは学習の場…。
 2球目も、スローカーブ。これには中田がブチ切れた!バットを放り投げて、マウンドへ向かった。ガックリしたのはその直後…マウンドへ数歩向かった中田が、笑って引き返した。…コントでした。スローカーブは、ただのクソスローボールでした。

 シナリオは大阪桐蔭高校の先輩である、西岡剛。配役は、中田と藤浪。その昔お笑いに、「てんぷくトリオ」がいたが、「西岡、中田、藤浪」は、「桐蔭トリオ」と、いうことか。偏差値63の大阪桐蔭高校!その高校の卒業生にしては…品性のないお笑いコント。くだらない意味で面白い。
 そのあと、中田は空振り三振。これって、ガチンコ?八百長?ガチンコだとしたら、笑っていられる場合じゃない。高卒1年目に、プロ野球を代表する4番打者が手も足も出ない。下手な演技で笑いをとるだけ。八百長だとしたら、球界追放でしょ。
 西岡はおかまいなしかって?「プロ野球の品位を汚すな」と指導するのが西岡の立場。それを八百長まがいの茶番劇を演出するなどもってのほか。潔く、謝罪すれば許しますけどね。

 もし、プロ野球オールスターゲームがこの「お笑い路線」を継承していくとしたら、「バラエティ」として生き延びるしかない。
 観たいのは、三浦が大谷を指導したような真剣勝負なんですがね。