アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「格安パフェ」に、何分待てるか

2019年05月02日 | Weblog
 4月28日のことです。「よつば乳業」という会社がありまして、乳製品の販売の他に、「パーラー」も国内に3箇所経営しております。
 で、4月28日の語呂合わせが、「よつば」だそうで…少々無理がありますがね。それで、この日だけ、「よつばパーラー」のパフェを、「428円」で提供してくれる。通常の価格は、「780円」。2,000個限定。カミサンが、この情報を見逃すはずがありません。

 正午過ぎ、よつばパーラーに到着。つづら折りに並んだ100人ほどの一団が見えました。最後尾と思われるところをうろうろしていたら、「最後尾は向こうです」と。指示された方を見て愕然!更に100人ほどが並んでいる。その後方にも人がいるような…。
 スタッフに待ち時間を尋ねたら、こともなげに…
 「120分です」
 
 最後尾の人は、120分後に、「通常780円のパフェを、428円で食べる」。通常より、352円お安い。352円のためなのか、他の理由なのか、120分待つ…!時給に換算すると176円。時給としては最低賃金よりはるかに安い。
 120分待っても、なんとしても「428円のパフェ」が食べたい人がおられるわけで、なんの問題もないのですが…。
 私の中では…通常より352円安い「パフェ」を食べるのに、120分待つかぁ?
 私どもは、即座にパフェを断念しました。60分でも待てません。30分待ちならぁ…それでも、並ぶ気にはなりませんねぇ。

 夕刻、用事を済ませてたまたま、よつばパーラーの前を通りかかりました。待っている人は、20人程度。それをカミサンは見逃さなかった。
 「パフェ、食べようか?」。有無を言わせぬ強い言葉。実は、「ヘモグロビンA1C(1か月の血糖値)」の関係で、パフェはご遠慮申しあげたかった。健康を管理をしたい。しかし、ご機嫌を損ねたくない。
 「食べよう、食べよう、パフェって20年前に食べた記憶があるけど…いい経験だ。食べよう。なぬ?15分待ち?い、いいんじゃない」

 カミサンは、「よつ葉の白いパフェ」。私は、「チーズムースと3種のベリーの極みモンブラン」。パフェの名前、長っ!
 美味しかったけど、次の機会に120分待つかと問われれば、もちろん「No」ですね。貧乏性って事なのでしょうか?120分間、何もせずにひたすら待つって事が出来ない。パフェの待ち時間は、15分が限度でしょう。

 だけど…通常より352円安い「パフェ」を食べるのに、120分待つ人が相当数おられる。なぜだろう?忍耐強さを競う要素などありゃしない。生活苦だから、少しでも安いパフェを食べる?生活苦なら、パフェじゃなくて幕の内弁当にすればいいのに。
 たぶん皆さん、前回パフェを食べたのは、20年以上も前。で、428円で提供されるこのチャンスに、「何時間並んでも、食べよう」という、決死の決意。そうじゃなければ、120分は待ちませんよ。