アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

道路表示は誤字でも可なの?

2021年03月20日 | Weblog
 どう読んでも、「止れま」。路面に大きく(一文字が畳2枚分)白ペンキで書かれている。「止まれ」と、書くべきだったのでしょうが、「止」のあとに「れ」と書いてしまったから、その勢いで「止れま」にしてしまったのか?公道ではないので、そのままらしい。
 「おとしよりが出ます 注意」という、手書きの看板が。文言の下には、老婆の顔。「クマ」とか「お化け」なら、「出ます」でいいかもしれませんが、「おとしより」に対して「出ます」は、失礼なんじゃないか?
 複雑な気持ちになった道路脇の看板…、「いたわりゾーン ここまで」。文言の下には、老婆と子どもが手をつないでいる絵が。「いたわりゾーンの終点を示している」ということは解るのですが、そこで突き放されてしまったらその先はどうしたらいいの?いたわっては、いただけないらしい。

 埼玉県全域で見られる「危い」の道路標示(公道)。「危ない」の間違いじゃないのか?でも、間違いなら一カ所だけのはず…(およそ100カ所)。
 考えられることは…
 1 係の人が「危い」が正しいと思い込んでいる。
 2 ペンキ代を節約した。
 3 「危ない」より「危い」のほうが、注意して観る。
 4 埼玉県では、「あぶない」ではなく「あぶい」というのが正しい。

 県は、「県の管轄は県道のみ。県では道路に表示可能な言葉は決められているので、『危い』という言葉を使用することはありません。警察か市町村にきいてみて」
 「危い」の道路標示が多い市の担当者は…
 「道路交通法に抵触しなければ、道路に文字などを書くことが可能です。そのため、『危い』の道路標示は私どもの市でも標示させて頂いています。また、送り仮名が足りないのは脱字ではなく、道路標示などは文字数が少ない方が分かりやすいので、スペースの問題などもあり『危い』のツーレター(2文字)としています」

 「危い」が、送り仮名の間違いであることを認めない…。逆に、「送り仮名が足りない点も脱字ではなく」と、開き直っている。
 埼玉県の子どもたちは、漢字の書き取りで「あぶない」を「危い」と、書いてしまうのではないか?心配です。