夏の夜
カラコロ出で湯
巡る旅
なつのよる na tsu no yo ru
からころいでゆ ka ra ko ro i de yu
めぐるたび me gu ru ta bi
梅雨も半ばになり、いよいよ暑さは頂点に近づいていきます。
和の国の暑さは厳しくなりますが、これからの季節は、楽しいことがたくさんあります。
その一つを句にしました。
上の句は、妻と城崎(きのさき)温泉に行った時の句です。
城崎温泉では、宿泊した旅館以外の温泉(外湯)に無料で入ることが出来ます。
昼の旅で疲れた身体を、温泉をハシゴして、癒すことが出来るんです!
妻と私は、温泉旅館の浴衣を着て、下駄を履いて、温泉街へ出かけました。
カラコロと。
(カラコロとは、下駄を履いて歩く時の音を表すオノマトペです。砂利道ではカラコロという音は出ません。下駄は素足で履くのでべたつかず、サッパリして気持ちいい!)
昼間の暑さも一服し、涼しくなった温泉街を新婚のように、手をつないでカラコロと歩きます。
掛け流し温泉(温泉=出で湯です。温泉だと字余りになるので、句中では出で湯としました)の玄関で妻を待っていると、湯の香りが広がって来ます。
若い人たちでいっぱい。
火照った身体を、涼しい月に当てながら、二人で温泉街を歩くと、昔懐かしい射的屋さんがあったり、スマートボール屋さんがあったり。
とても、落ち着く。
あなたも和の国へいらして、出で湯を巡ってみませんか?
あなたは、どなたと巡りますか?
浴衣で温泉を出た後の、 ビールやラムネ(サイダー)がこれまた最高!
身体の中に炭酸が染みわたる。
これを味わうために、和の国へいらしても十二分に価値がある!
子供ならスティックアイスのガリガリ君(ソーダ味)が、いいかも。
一度味わうとくせになります!
味あわせると、また連れて来てと言われますよ。
女性の浴衣は、実に綺麗!
洋服と違って、身体の線が肩しか出ない。
しかも、肩から裾にかけて帯で絞られていく曲線が実に美しい。
とても、かわいい!
男性なら、あなたの彼女を抱き上げたくなってしまうのでは?
男性もいい。
キリッとして、男らしい!
姫と殿になったよう。
是非、次の浴衣のビデオを見てください!
和の国へ来たくなっても知りませんよ。
なお、旅館の浴衣は、このビデオの浴衣より、ずっと地味です。
ビデオの浴衣は、どちらかというと花火など外出用です。
しかし、買った浴衣を大事にしまっているよりも、温泉でも使ってあげたほうが、浴衣は喜ぶと思います。
使わないのが一番もったいないと思いますが、どうでしょうか?
また、旅館によっては華やかな浴衣をレンタルしているところがあるかも知れません。
京都では、街中にたくさんありましたので。