白蓮や
ゆらす緋の鯉
何処かへ
びゃくれんや bya ku re n ya
ゆらすひのこい yu ra su hi no ko i
いずこかへ i zu ko ka e
白蓮は、文字通り白い蓮の花。
緋の鯉とは、赤い色の入った鯉のこと。
何処かへは、どこかへの古い言い方。
蓮の花は本当に美しい。
仏陀にも例えられる。
その美しさにしばし、見とれていた。
すると、突然白い蓮の花が大きく揺れる。
何かと水面に目をこらすと、白地に緋色の入った鯉。
これが、私の見つめていた、美しい白い蓮の花を揺らしたのだ。
花をゆらす緋鯉に、私の心も揺れた。
しかし、花を揺らした鯉は、池の土色の水に隠れて、何処かへ行ってしまった。
静まりかえった水面に白い蓮の花が、元のように美しく咲いていた。
あなたは、和の国へいらして何に感動されましたか?
俳句にして残しておくと、情景をいつでも思い出すことが出来ますよ!
ほんの一瞬の時間を。
そして、誰にでも伝えることが出来ますよ!
日本語ならば。
多分、日本語を話される方には、この句だけで情景を思い浮かべることが出来ます。
しかし、わかりやすく俳句写真にしました。
日本語をマスターすれば、写真は不要でしょう。
芭蕉のように矢立(筆記用具)と紙があればokです。
いや、紙さえ不要でしょう。
あなたの頭脳さえあれば。
さあ、和の国で俳句を作って、日本語を楽しみましょう!