アイポッドタッチ生活を始めてから、半年ほどたった。
いろいろな便利なアプリのことを書きたい。
分かりやすさを重視して、アイポッドタッチのアプリがこんな場面でこんなふうに役立ったというエピソードを書くつもりだ。
エピソードの形でこれから何回か書く予定である。
7月の終わり頃だったと思う。
近くの山に行った。
前から行きたかった山だったが、思いつきなのできちんとした装備はしていなかった。
片道30分くらいの初心者コースに入ると、杉木立の山道だったので、とても涼しくて快適だった。
ところがしばらく行くと、「熊出没、注意!」の標識。
音を出すなどして熊に接近していることを知らせてくださいと書いてある。
んー。
困った。
そのとき、そうだアイポッドタッチがあると気づいた。
元気な曲がいい。
そうだ、Buono!のアルバムpartenzaならいい。
partenza~レッツゴー!!!~からかけ始めた。
アイポッドタッチなら、胸ポケットにもすっぽり収まる。
音量を最大にして再生すると山道の木の多い中でも、熊にも十分認識できる状態になった。
不安そうな顔をしていた妻にも安堵の色が戻った。
こんなことができるのも,アイポッドタッチの小ささがものを言う。
重さは、わずか本体だけなら102グラムしかない。
嫁にもらった革製のケースを入れても133グラム。
(これは、落下のときの衝撃防止としてとても役だった。なおかつ画面保護として重宝している)
これ以上重いと、とても持ち歩きたくない。
特に、山歩きなどほかに持ち物がたくさんあるときはなおさらだ。
年末に箱根に旅行したときは、妻に止められたにもかかわらず、富士山を撮りたくて一眼レフを持って行って、階段につまずきレンズを壊してしまったくらいである。
このときは、持ち物は一眼レフとサブザックくらいでたいした荷物を持っていないにもかかわらずだ。
日頃の疲れが出たためと自分を慰めている。
話しを元に戻す。
アイポッドタッチがまさか熊よけになるとは思ってもみなかった。
アイポッドタッチのミュージックでは、途中、休憩したときにも音楽をかけ続けた。
おかげで、妻と私の二人だけの涼しい音楽空間まで味わうことができた。
こうしてアイポッドタッチのおかげで、無事に目的地に着き一休み。
水を飲みながら、アプリ「GarageBand」を起動。
アコースティックギターを奏でる。
奏でると行っても和音を適当に触れていけば、音楽になるから不思議だ。
若かりし頃、「禁じられた遊び」をギターで弾いて妻に聴かせたことを思い出した。
大切な人にたった102グラムで気持ちを伝えられるのは、多分アップルのアイポッドタッチかアイフォンかアイパッドしかないだろう。
だから、アップルが好きなのだ。
何をユーザーが求めているか知っているし、とことんそれに応える。
こんな製品がほかにあるだろうか?
山の中腹にある広場からは、江ノ島や紺青の相模湾を妻と一緒に楽しんだ。
ウグイスの鳴き声がとてもきれいだった。
その光景も音色も、アイポッドタッチのカメラで大切な思い出のビデオとして残した。
これら、全てをたった102グラムでできる!
次回は別のエピソードを書く予定である。