コロナもwithコロナとなって海外旅行を検討されている外国の方がたくさんおられると思います。
特に日本での観光を希望されている海外の皆さんも多いかと思います。
しかし、私は日本へ観光で訪れる予定の海外の皆さんに是非お知らせしておきたいことが2つあります。
1つ目は、各地の海や湖を巡る観光船の安全が確保されていないことです。
2つ目は、大地震における都市や地方における避難場所が確保されていないことです。
今回は、1つ目の知床観光船事故に代表される国の海や湖における水難事故への安全確保ができていないことについてお知らせします。
これから私が詳細を海外の皆さんにお知らせしますので、よく検討されて日本へ観光で来るかどうかよくお考えください。
知床観光船の沈没事故では、26人が事故に遭い、そのうち14人の方が亡くなり、残り12人の方が行方不明です。(本日現在)
今日私が、午前の国会中継で見た国土交通相の答弁によりますと、国土交通省は知床観光船に対して十分な安全対策を指導していないことが明らかになりました。
私が、最も問題だと思ったのは昨年の事故時の改善計画がほぼ国土交通省の指示(ひな形)通り作られたと言うことです。
国土交通省が、知床観光船に対して改善計画のひな形を作り、知床観光船はほぼそれに沿った改善計画を国土交通省に提出していると言うことです。
私が問題だと思うのは、業者である知床観光船は「何も考えていない」と言うことです。
業者がどうしたら乗客の安全を図れるかについて考えていないのです。
安全改善計画が単なる「穴埋め問題」なので、考えていなくて当たり前です。
こうして業者は、自ら「考えていない」から、事故を起こすのです。
普通は海況や気象、通信などの安全にかかわる個別の事柄を総合的に考え、自分でどうしたら、乗客の安全を確保できる考えるはずです。
まともな業者なら。
業者は、模範解答つまり国土交通省の示した改善計画のほぼほぼ「空欄」を埋めただけです。
国土交通省は、「業者に考えさせていないから事故を業者に起こさせる」のです。
知床観光船の事故は、国土交通行政の構造的な問題です。
国土交通省の業者優先の考え方が事故を起こさせてたと私は考えています。
乗客の命より「業者の運営や儲け」が優先されているのです。
私は日本各地の観光船も同じような状況であるとと推察しています。
さらに問題なのは、国土交通相が国会答弁に当たりオドオドしていてほとんど考えていないと言うことがその様子でわかるのです。
つまり、国土交通大臣も考えていません。
国土交通相はほぼメモだけをを見て答弁していますから。
私は、事故は起こるべくして起こったと考えています。
事故を起こした観光船業者は乗客の人命の安全を考えていません。
国土交通相も国土交通省も人命の安全を考えていません。
このような観光船の安全状況で、あなたは日本を訪れたいと考えますか?
是非来ていただきたい私にとっては、非常に残念なことですがこのようなこの国の国土交通行政の状況で、来日頂くことは、非常にリスクが高いと思います。
海外の方がどうしても来日したいのなら、国土交通行政に関わらないところがいいと思いますが、新幹線も車も高速も国土交通行政で、国土交通相も国土交通省も一部業者も人命の安全なんて微塵も考えていないということが今回分かりましたから、安全なところなんてあるでしょうか?
海外から日本を訪れたいと思われている方は、今一度よくご検討ください!
観光船の乗客の命を守る「安全改善計画」が単なる「穴埋め問題」のような何も考えていない国を訪れて、何か学ぶことがあるでしょうか?
あなたは、安全改善計画が単なる「穴埋め問題」のような国へ来て、自然を満喫するためにあなた自身の命を賭けますか?
自然は素晴らしいですが。