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20173鮎祭り・・②

2017-04-16 13:43:19 | ブログ
さて、薄いアルミ板??
皆さん何を想像されますか?
缶ビールのアルミ缶
当然ですよね
ただ、我社の別事業?で、スレーダーという便利グッズを製造しておりました
スレーダー?・・とは、針の穴に糸を通す際に使うもので、よく縫い針セットの中に入っていたもの
アルミにローマ調の御婦人の肖像を刻印し、薄いアルミを補強するために、凹凸加工を施したものです
日本で超一流の縫い針セット等を販売していた、クローバーのスレーダーも作っていました??
作っていましたとは、中国製品が入るようになってから急激に需要が減り
機械と、材料をスレーダー購入先のメーカーに買ってもらい、この稼業は取りやめとなったのです
オートフィーダー付プレス機や、ステンレス線の曲げ機・・総てのノウハウも付けて・・・
当時、ステンレス線でも0.1mmの絹縫いバリ用と、0.13mmの普通の縫い針用と二種類作っていました
私の仕事は、内職さんに半製品を渡し、出来上がった製品を持ち帰る
二週間に一度、内職工賃を支払いに廻ること
一度に50万円くらい小額紙幣を持って出ていました
・・話がそれました
その機械と材料を使って何万枚とつくり、両面テープ自動寸法カッターを使い、アルミ板に貼り付けていました
元の素材と機械が有ったからこそできた製品かもしれませんね
ハリ結びの小道具?の開発を思い立ったのは・・・開発・・格好良い言葉ですね
自分自身が三本イカリが結べなかったからです
当時のハリの号数の基準は、7.5号ハリスホンテロン1.5号
大きい、太い
でも、結ぶことができなかったのです
当時は指に持ち、この商品の説明書に書いたあるように根巻糸を使わずハリス一本で仕上げていました
ハリが中々持てなくて、ハリを厚紙に乗せてやっても安定が悪いので、セロテープで貼り付けたのですが・・
失敗・・で、セロテープをリングにして外側を粘着部分にしてハリを付けたら・・中々良いじゃない
でもグラグラと安定性が無い・・そこで、アルミ板の登場となった訳です
大成功でした
後は、アルミ板の補強プレス型の製作
型は、大阪の刻印メーカーに依頼し、抜型はプレス型メーカーに
出来上がった二つの型を、ダイセットにセットし、いざプレイスに装着
最初に出来上がった時は感動しました
実用新案も申請し、あとは、製造・・・
しかし、販売方法が判りません
当時、我が社は営業活動をしておりませんでした
兄が受け持っていた分野ですが、釣りよりゴ○フクラブを乗せての営業
展示会で説明し、使ってもらって、初めて理解できる小道具
名前は、『イカリラクラク』安直なネーミングに命名
さて、どうしようか!と迷っていた所
広島で、磯関係雑品販売で全国展開をしていた業者さんを知りました
で、交渉開始・快く引き受けて頂きました
製造元『(有)中徳商店』(当時の社名)、発売元『新日本産業㈱』で販売開始
最初のアタックは、大阪で開催されていた釣具見本市、今の『大阪フィッシングショー』の前身
製造分野の私がテーブルに座ってお客さんに説明する・・・・人見知りが人一倍強かった私が
しかし、内職周りをしていて、おばさん相手に話すようになってから少しづつ慣れてきていました
しかし、今度は、鮎師の方々
専門知識と経験の持ち主を相手に、格闘しなければなりません
続く・・・・