「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20070624

2007-06-24 | 矮小布団圧縮袋

○…つよしと自分には妙な共通点があると思っている。以前書いた太るか痩せるかのタイミングの波長とかそういうのはおいといて(笑)もすこし真面目にいうとだが。ワシらのような業種も、会社の中において自分としてはどれほど耐え難く精神的に死にそうな状態に追い詰められることがあったとしても、所詮、不景気で酷い世間全体から見りゃ恵まれてるだろ、我儘だろ、利益供与的に「所詮○○だろ」と言われてしまい、同情されないヒールな会社の職業なのだ、という点において(ま、どっかの芸能事務所ほどの規模の巨額な政治経済的特権じゃなく、みみっちいものだが)である。この「袋」を書き始めた2002年の頃はまだ、自分の担当する部署の仕事に専心すれば物理的に大変でもそれなりに精神的に充実感を感じることにあまり迷いが無かった。まさにendlessの前のShockのやつなどサントラをDVDから抽出して戦闘シーンのを火事場的作業BGMに使って何の違和感もないような(あのへんの時期の文章など、まちがってあたかも企業戦士的な印象を与えているかもしれん)そういう状態だった。が、肉体的に辛いのは課内のチームプレイでも何でも「気は心」さえ通ってれば耐えられる。逆に意味を失い一切の民主的道義が欺瞞の中で無視され精神的に傷つけられることは、作業量の云々を超えて人間耐え難いものだ(その上作業量は物理的に増加もするのだから病気になる人も出る)。経営的にはシビアなうちの会社の場合、経営陣と経営体制の一斉変化で長年の職人的従業員全員にその愚劣な継子虐め的な精神的虐待が拡大しつつあり、ストライキに至る前に荒廃が進んでいる。あとは虚妄な企業実態が週刊誌に面白可笑しくネタを提供することになるのか、ネタの価値もないのか、てな按配だ。「世間の会社は今どこでもそうだ」的に不義が罷り通り、職人的尊厳を踏みにじる事が明らかに会社全体の、目には見えにくい実質収益を損失させていることに、暗愚な経営者ほど気づかない。そういう現状の精神状態が反映してか、ここ2~3年、KinKiの動向を折節見ながら書いてきた自分の「袋」の文章も、当初からはずっと変質しておろうと思うし、つよしのいう「戦い」の話も、どこかに共通性を見出しつつ、共鳴しかかりつつ、その反面「しかし社会全体から見たら所詮恵まれた者の我儘だとみられるのはしかたがない」と、つよしにだけではなくまぎれもなく自省としても抑制しながら見ているようなところもある。同時に生来の口の悪さとふざけた性格からつい「♪親が泣くから~」なんてnetで地口を見かけても怒るどころかつい爆笑してしまうようなところもあって、申し訳ない。でもこうしてタンク2が終了近いらしいということで、改めて思い出した。自分がなぜ堂本剛という人を、好きというのともちょっと違うのかもしれないがずっと見続けていることになってしまったのかと考えるに、上記のような原因が無意識のうちに実は心の底に起こっていて、自分の心に何かずっとひっかかるものを滲ませていたからなのではないだろうか。思い至ること。やはり人間、それぞれ今ある状況の中で最善を尽くすしかなく、どこかで自分の基準においてあきらめなければ、いずれ死んでしまう一人の人間の小さな力で今すぐに及ばなくとも、いずれは時間か歴史か何かが、意味を与えてくれるかもしれない。何かをしておく。すべてのことがすべて自分の思い通り納得づくということでなくとも、何かをし続けるということはあるだろう。いつかのだれかのために。英雄でなくともいい(そこんところはつよし選手と違うかにゃ^^)、ほんとの足元の雑草の一株であっても。駒田信二は教え続けた「続けることが才能なんです」。

Internetとはありがたいもので、ENDLI☆ラジオ(20070623深夜)とか、美術コラボレーションとかオノヨーコ氏メッセージとかのタンク2イベントも、いくつかのサイトで内容レポをしてくださっていて、こんな地上の文化果つる僻地にても概略を読むことができる。毎回感謝しています(本来メールなりコメントなり送るべきだがここでお礼を書いて^^)。その感想として上記のことを書いてみた、ラジオでは今回あんまりメディア通さないぽくしたいとかってつよし言ってたらしいから。いや、別にこの「袋」を彼が読んでるかどうかなんてありえないが(笑)別に読まれてもいいしこっちも正直に書くと、あんたの影響はほんのささいな勢いかもしらんが、知らず知らずなんか多少は受けちゃってるかもしんないよ、それがいいかどうかわからんけどね、的な程度で(^^)書いている。行けないので応援として言うこととすれば、最後まで好きにやんなさい。とか(笑)。(20070624)
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