○先々週や先週あたりから街中のあちこちでキンモクセイが咲いていて、空気に流れてくる香りで眩惑されるような気分だ。
どこの家でも植えるのはいいのだが、あまりにもあちこち育ちすぎて満開で、垣根になっている前の車道をバイクで走っているとこの時期、時折意識が酸欠のようにふらっとする時すらある。ちょうどランタナと金木犀が並んで茂みになっている場所があり、買物帰りにたれぱんだと見に行って撮影。ランタナは少しずつ色が変わるというのだけど、定点観測したことがない。来年はそういうのを撮ってみてもいいな。
稲刈りが進んでいる一方、ヒガンバナは街路脇にも植えられていたりして今週も花盛りである。田舎である。しかし、旧街道沿いの道が、微妙に道幅拡張されたり廃家が解体されて工事現場になってたり、少しずつ変わっている。
本日のBGM
Man vs Wild サバイバル・ゲーム シーズン6「アリゾナのスカイアイランド」(ディスカバリー・チャンネル 10/2 13:00~)
10月に入ったら突然土曜日曜連続で「恒例ベアさん祭り」で、すごく久しぶりに見る。なんか10月は「ベア・グリルスさん強化月間」(笑)みたいで、番組表見ても連日並んでいて、新作も来るのだそうだ(CMがどんどん入ってくる)。シーズン5以降は全部見ていないので、この際録ってないのはとっておくか。北アメリカ大陸の寒暖と乾湿の局地的格差の物凄さ(気温50度以上の砂漠とか、氷点下20度以下の原野とか)には毎回言葉を失い、Bear Grylls先生行く場所行く場所ことごとく全く驚愕のコンディションなため、地球っていったい、どういう星だんねん!?みたいに異星人の気持ちになって驚くことができ、しかもその雄大な自然をとらえるカメラのショットが壮絶に美しかったりする(「人 対 自然」って番組だもんね)。
それにしてもこの番組、実は半年か1年ぶりかに見るのだった。その間に、何か自分の中でのとらえ方が変化している。一昨年や昨年見ていた時は、確かに日本でも北海道の高山の遭難事件などを教訓に感じながらも、冒険家のベアさんのサバイバル術と自然の驚異とをamazingだが(サバイバルグルメなど)お茶の間で余裕でエンターテインメントとして楽しんで見ていたところがある。だがやはり今年の3月11日以降の震災と原発事故の後では「何が起こっても不可能ではない自然の驚異が、日本でも起こりうる」という意識が日常生活の中にも染み込んでいて、ベアさんを見る時の気分もちょっと去年とは違っている。
水や食糧の確保とかに限らず、何か非常時が発生した時に、自分は本当にパニックを起こさずに体力や体温を保ち冷静かつ迅速に行動(トナカイやイノシシと戦うというよりも、危険から脱出や避難や救出を求めるなど)できるだろうか、ということの方が、気になるようになった。例えば集中豪雨や台風の暴風雨などは、今年体感してみて、平時であれば冷静な対処はできることでも、実際に豪雨に打たれて肉体的精神的に衝撃と痛さと風圧水圧と轟音と体温低下という過酷な状況にさらされた時は、やはり心理的に内心パニックにならないとは限らないと思った。ベアさんは撮影班と一緒にいるとはいえ、実演撮影する状況だって絶壁登りとかロープで宙吊りとか滝落下とかで焦ったりしないところが、プロというか元特殊部隊なのかと思う。(でもトンネルの向こうから疾走してくる機関車の時は、結構テンション上がってるんじゃないかな^^)そんなことを考えていたら、夜ちょうど広瀬弘忠先生(バイアス理論は『人はなぜ逃げおくれるのか』で、数年前に読んだ)の出演でNHKスペシャル「その時ひとはどう動いたか」をやっていた。重い。(20111002)
※お、明日からチャンネル銀河で「太平記」1回目からまた始まりますか。ちょっとチェック。(ここってNHKもののラインナップが強いのね。鈴木京香特集で「セカンドバージン」とか「君の名は」までやるみたいだし)