○今度はちょっと博多区の方に調査資料を取り寄せに行き、その帰りに昼食に寄ったThe Hakata Harp。ここ、いつも前を通ってて、一回入ってみたかったんだけど、アイリッシュ・パブなんていわれてもあんまり沢山飲めないし…だいたいそういう風のパブ、というと、主任警部モースみたいな人が昼休みから「pint」とか言ってビール飲みまくってたりするような、そういう貫禄のある人でないと入れない大人の場所だというイメージで、ずっと遠慮してたのだ。でも看板みると、ランチタイム営業もやってるというから、通りかかって目に止まったのがいい機会だと思って、ぱっと入ってみる。
室内のちょっと狭いながら雰囲気あるたたずまいがいいのだ。見ると意外と女性や若い人も普通に喫茶やランチで利用しているみたいだから、ピッツァランチを所望。
自家製ピッツァは薄皮の上にチーズが濃厚で食べごたえあり、サラダやスープも結構ボリュームあってキイロイトリもびっくりさ。全部おなかに収まるのだろうか?だめならピザ持ち帰りとかだめだろうな…大丈夫かな?と最初思ったけど、わりと時間をとってゆったりといただけたから、大丈夫。デザートとお茶までいただく。そういえばここってホテルの下のレストランだったりするのね。このボリュームで良心的なお値段でもって、それだけでなく、出来合い工場生産品みたいなのじゃなくて、なにか丁寧に作っていただいたものでサービスされている、という時間を感じることができる。この夏、ここ2ヶ月くらいの自分の食生活に「欠けていたもの」は、これだ。と、気づいて、はっとした。そう、食事って、こういうふうに「自分を大切に」する時間だったんだわ、と。
本日のBGM:
太平記 (音楽 三枝成彰)
#1「父と子」 (チャンネル銀河 10/3 21:00~)
馬之介ってあの子だったのか。苦悩する緒形拳さんと児玉清さんの抑制した演技と、フランキー堺さんのやらしさとか高時の鶴太郎さんのエキセントリックさがいい。第一回ってリアルタイムで見ていたはずで、あんまり細かくは覚えてなかったけど、後半そういえば「闘犬」の話があったね。さっそく真田広之先生のJACな身体能力が生かされてる(下手な人がやったら本当に怪我しちゃうだろう)。で最初は新田義貞はショーケンさん(あとから根津さんに交代する)だったことも確認。それにしても藤村志保さんっていつも最強なんだな(笑)現代語ぽいところもあるけれど、各登場人物がそれぞれ複雑で面白いし、ただ人気ある若手俳優顔合わせ集めただけ、ってんじゃ全然ないのだ。出てくるのが若手もベテランもなんかみんなじわじわテンション高くて濃いんだわ。なにぶん「説明的な感情表現」でなくて、一瞬の表情など微妙に周到に「演技」で表現されてて、その芝居がぶつかり合う緊張感のあるドラマなのです。大地康雄さんはこういうふうに使わないと!(20111003)