「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20111208

2011-12-08 | 矮小布団圧縮袋

○またもや阪神地区の街並みと建築物を歩く旅 その3 (ちょっとおまけ)
 お昼、塚口さんさんタウンの北海ラーメンで「尼崎あんかけチャンポン」なるものを食すキイロイトリ。これが市内の中華屋さんでいただけるらしい。あんが冷めにくくてたっぷりあつあつをいただける。ただし、この10年以上リンガーハットに限らず福岡や長崎や佐賀の各地の「九州式」のちゃんぽんを食べている小生から見て、今回の「尼崎ちゃんぽん」の麺はちゃんぽん麺じゃなくてラーメンの麺に「しょうゆ味の野菜&シーフードのあんかけ」になっているために、新潟なら「東華楼の本店ラーメン」とか、「五目あんかけラーメン」に近いものではないだろうか、とも思う。こちらの人々に、一度ぜひ柳川の「北斗星のチャンポン定食」をめしあがってみていただけたらw

   
尼崎市内を探検してみた際に利用した市営バスと、商店街にあったお好み焼きテイクアウトの店とか。 (20111208追記)

そして今日のBGM:
毛利元就 第40回「嵐こそ好機」 (12/8 22:00~ チャンネル銀河)
 21時台の「太平記」に続く、怒涛の「陣内孝則・二本立て」特集(爆)。佐々木道誉と陶晴賢って、同じ俳優でもって対極的に強烈なのが出てきますが(笑)
 それにしても「毛利元就」、最近初めて毎日(爆)結構ちゃんと見ているわけだが、ここのところ、連日(っていうか本放送のように一週間ごとの放送だったらそれなりに薄まろうものだが、毎日の放送だから濃ゆすぎる・笑)、あまりにも元就の「酷すぎる策謀」が連続して、結構「騙し討ち」だらけで強烈(世が世なら、もはやオーメン2のダミアンかあんたは、な勢い。これって、相当怨まれてそう?)。
 この大河ドラマ、改めて思ったけど、この中国地方の16世紀の展開って、全部硬派に真面目に作ると「限りなく陰惨な話」である(だから横溝正史の「八つ墓村」なんかの「尼子の残党の怨念」っていうのがなぜ「どろどろ」で怖いのが、わかってきた)。大内とか陶とか毛利とか大友なんかだと、中世後期の九州北部も無縁じゃなくて、争乱の影響がもろに豊前豊後筑前…そのへんまで、陰惨な「どろどろ」として波及して来てるもんね。毛利と大友が最終的には博多狙って、何か知らんけどうちの近所の付近まで来て争ってたわけだし。
 だからこのドラマ、杉さまだの美伊さまだの「女性ホームドラマ・パート」が必要だったんだなあ…ただの(最近あまり評判よろしくない)所謂「フェミ大河」だから女性目線が多い、ていうのでなくて、この話の場合は陰惨さを欠かさず描くからそれに対する「バランス」をとってたんじゃないだろうか、と見ていてよくわかる。猛将って感じじゃなくて、愚痴っぽくて気弱げなわりに、シビアに周到で、見かけは緒形拳と全然違ってぼよよんとしてるのに、非常に残酷な恐ろしいことがんがん考え出して言い出す男「元就」爺59歳 ・橋之助がこわいんだなこれが。被害者から見たら確かに鬼ですわな。確かに吉川興経とか尼子国久とか江良房栄とか後味悪いでしょ(^^;;)。しかし「That's the 戦国」なのかと。陶晴賢もどちらかというと隆元の世代でまだ若いから、爺・元就の方が「狸親父」だし。
 自分は父方の先祖が長岡藩方面の東日本人だから、中国地方以西の西日本の歴史地理に疎く、戊辰以来「毛利・薩摩は敵だろ」的な気分だった。今回このドラマを見て、萩藩じゃなくてそれよりずっと前の「安芸毛利家」と大内と尼子の話って、かなり強烈なインパクトであり、この勢力分布から見える西日本の文化的背景とか九州への影響も大きいようで、もうちょっと知りたいなという知的好奇心も膨らんできた。「西の人」にとってみれば、「東の人」にとっての伊達政宗的、よりか武田信玄的に、「もし家康と同世代だったらやばいことになってたかも」なタイプの一人なのか。別の意味で「毛利って、やっぱしこわいわ^^」と思えてきたところなのである。



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