○(草野町の近代化遺産のお散歩・その4)町内の須佐能袁神社の楼門と社殿〔明治19年(1886)〕を見に行く。「こんなところに、こういうものがあるのか…」洋館でもびっくりしたけど、この神社建築が出現するのにも感嘆。非常に迫力ある彫刻で、古い歴史のある土地柄が偲ばれる。





…こんな風情のある日本的景観といえば、ふさわしいのは時代劇ですな(ロケでもよく出てきますし)そこで:
本日のBGM:
眠狂四郎#10「荒野に女郎花が咲く」 (時代劇専門チャンネル 7/12 23:00~)
・トッカータとフーガ ニ短調BWV565よりフーガ
・管弦楽組曲第3番BWV1068 G線上のアリア / ともにJ.S. Bach
両方とも劇伴音楽に使用されている。有名すぎてどんなもんだろう?と今や思われるバッハのフレーズではあるが、この回のエピソードは非常に人間ドラマが複雑で、悲劇にこの音楽が伴うと非常に近代的な心理ドラマの様相を帯びてくる。近松門左衛門の世話物のごとく不幸が連鎖するあまり、今回は脇役的な狂四郎がつい最後に意外な台詞を吐いてしまうところも面白い。思いつめた表情が壮絶な美人・宇津宮雅代と佐藤慶がまた重厚な味を醸し出している。
※写真のキイロイトリは宝満川河畔で撮影(20120712)