「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20120924 夜(福岡市民会館)

2012-09-24 | live2002-2025

○「沢田研二LIVE 2012  3月8日の雲~カガヤケイノチ」(福岡市民会館、9/24 18:30~)

 仕事を早々に切り上げて、夕方、会社帰りに市民会館(ここはもしかしてAcid Black Cherryの立ち見以来かしらん?久しぶり)にバイクで直行(^^;;)。子供のころからテレビでしか見たことなかった「ジュリー」を、ついに生で初めて聴いちゃいました。キイロイトリも感激です♪「アカイ トレーラー デシタネ」
  

 いや、自分の中の位置付け的には、前に行ったビリー・ジョエルの時(ええっ、もう6年前?)みたいなクラシックの勢いに近いものがあるでしょう。何せ「日本の至宝」の一人ですよ(笑)今日あるって偶然知って、昨日突然思い立ってチケットぴあで希少残席を幸運にもget。着いたら1階から3階までほぼ満席でびびる^^;;。もちろんお客様層は、同じrockでも最近いつも行く系(笑)とは違い、(さすがに小中高生らしい顔は見なくて^^)ハイレベルな団塊前後?お兄様お姉様が多い(><)と感じられる。会場は市民会館だけど、内容構成はかっちりした「鉄人バンド」のバンド演奏による、箱のスタンディングでもやってそうなライブのような展開で、それでもって、とにかくボーカルの説得力が半端ないに決まっている(笑)と思ってやってください。熟し切った味の生の声が響いてまたちょっと只事じゃなく、どきっ、とするんですよね。※ラルクのてっちゃんが子供の頃かっこよさでこのくらいインパクトあるのに憧れてた、ってな話もちらほら聞きますし、今日はご本人もネタにしとられましたが(笑)、同年代的にテレビで見聞きしていた年頃の者としても、よくわかる。それから30~40年近くたっているのでしょうが、歌でもってがっちり圧倒された気分です。

 で自分の場合は、ソロ曲について80年代後半以降はそう詳しくもないのだが、こうやって続けて聴いていると、どの楽曲も「方法的にはそこらの応援歌ぽい単純構成なJ-POPなんぞよりかずっと高度に洋楽的なのに、詞が日本語的に言葉として非常に大切にされている展開(だから歌謡曲的だと勘違いしている人が多いのではないか?)」で繰り出されるものばかりなので、大変な「くせもの」なのだ、と改めて気づいたのだった(これはちょっと音源探して勉強しよう、予習不足ですんまへんでした)。有名な所では生の「時の過ぎゆくままに」は(やはりわたくし素人なので、とにかく感動で)うっとり聴き惚れてしまった(笑)。それだけでなく、「気になるお前」とか「マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!」(隣の芝生は勝手に燃えてろ♪、ってやつ)とか、幾つかのソロナンバーのノリノリぶりに、基本的にああ、この人ローリング・ストーンズがほんと好きなんだろうなあ、と感じたり、新曲の「3月8日の雲~」からの流れでは、やっぱりこういうとこの基本精神がロックなアプローチの人だよねえと思ったり、初めてだったがいろいろわかって非常に面白かったのである。

 アンコールのうちの「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」(!!)は、近隣の席の(60年代からファンぽいとお見受けする)ご婦人方は落ち着いて聴いておられたようだが、こうやってライブで初めて聴いたらワシら的にはむちゃくちゃ80年代前半のニューロマ?(ちゅうかRoxy Musicとかか?)なテイストでツボだったことに気づき、イントロで(すぐにぱっと曲名が思い出せなかったのだが、歌は知ってる)「おおおおお、これが聴けるんかい!」個人的に体内の血が一気にかーっと騒ぎましたね(や~るせない~♪は!は!は♪←いかがでしょうか掟ポルシェ先生?・笑)。欲を言えば、吉田建さんじゃないけどもう一人bassの人もいてもいいかなと。しかし知らない曲も結構ありますねとご本人にいわれても、すっかりジュリーの声とバンドサウンドを堪能してしまった、あっという間の約2時間半でした。MCが自虐ネタつき綾小路きみまろ気味か!?なところもご愛敬(笑)まだまだ全国ツアー中とのこと、来年も再来年もお元気で展開していただきたいと思います。ありがとうございました。(20120924)
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