〇仕事の帰りの夕方、再び今度は映画館に寄る(駐車場前のキイロイトリ)
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本日のBGM: 映画「シン・ゴジラ」(2016)音楽:伊福部昭、鷲巣詩郎
たれぱんだ「ようやく、見てきました」から読めるパンフレット。一切それらしき話題を事前に遮断して知らないでおいたから、鑑賞後にやっと情報を知る。この映画はその方がいいね。百聞は一見に如かず。音楽ももちろん。
昭和29年の初代の怖さも2011年以降の今だからこその怖さも両方伝わる、気持ち悪さのcreature。
丁寧に細部まで作りこまれつつ謎も残す脚本。紛れもなく2016年の日本ならではのサスペンス映画だと思う。
元々画面の構図や造型に凄まじいこだわりがあるだけでなく、現代の「東京」「首都圏」の空間が執拗に描かれている。日常的な生活空間と災害避難の連続性が生々しく、品川とかあのへんとかそのへんとか通ったら必ず思い出せずにはおれまいと思う。かつ御涙頂戴に流れないシニカルな冷静さにぞっとしながらじわじわくる。まあこの暗黙裡な諷刺に対して無反省にネタバレほざくとただ自分の頭の悪さを世にさらすだけから止めとけよ、な映画であった。後日語る機会があれば語ろう。(20160913)