「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20120712

2012-07-12 | 矮小布団圧縮袋

○(草野町の近代化遺産のお散歩・その4)町内の須佐能袁神社の楼門と社殿〔明治19年(1886)〕を見に行く。「こんなところに、こういうものがあるのか…」洋館でもびっくりしたけど、この神社建築が出現するのにも感嘆。非常に迫力ある彫刻で、古い歴史のある土地柄が偲ばれる。
    
  

…こんな風情のある日本的景観といえば、ふさわしいのは時代劇ですな(ロケでもよく出てきますし)そこで:

本日のBGM:
 眠狂四郎#10「荒野に女郎花が咲く」 (時代劇専門チャンネル 7/12 23:00~)
 ・トッカータとフーガ ニ短調BWV565よりフーガ
 ・管弦楽組曲第3番BWV1068 G線上のアリア    / ともにJ.S. Bach
 両方とも劇伴音楽に使用されている。有名すぎてどんなもんだろう?と今や思われるバッハのフレーズではあるが、この回のエピソードは非常に人間ドラマが複雑で、悲劇にこの音楽が伴うと非常に近代的な心理ドラマの様相を帯びてくる。近松門左衛門の世話物のごとく不幸が連鎖するあまり、今回は脇役的な狂四郎がつい最後に意外な台詞を吐いてしまうところも面白い。思いつめた表情が壮絶な美人・宇津宮雅代と佐藤慶がまた重厚な味を醸し出している。
 ※写真のキイロイトリは宝満川河畔で撮影(20120712)
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20120711

2012-07-11 | 矮小布団圧縮袋

○(草野町のお散歩・その3)さらに町並を進むと、久留米市立草野歴史資料館(旧・草野銀行)[明治43年(1910)]が見えてくる。少し時間が遅くて閉まっていたので、今度来たら中に入って中世の草野氏の歴史を知りたい。
 
 
門に「草」と「野」の字が入っているのね。

 メインストリート沿いに非常に古い鹿毛家住宅〔県文化財、安永9年(1780)頃〕の他、極めて味のある木造民家、それももしかすると19~20世紀初期頃のではないか?と思われる民家が並んでいるので、油断がならない。近代化遺産的な火の見やぐらも街道ぽいクランクもあるし。ちなみにキイロイトリがいるのはJR九大本線の筑後草野駅の前。
 
    

本日のBGM:
 ザ・プライムショー(WOWOWプライム、7/11 18:55~)
 紹介曲:Ready Steady Go, あなた、Piecesなど
 「海外の人気を通してみるL'Arc~en~Ciel特集」←突然メール案内が来たので見た。22日のwowow放送の宣伝か。ただ単におっかけ一ファンかとしか思えない(爆)鹿野さんの恒例のレポ。20年前と姿形があまり変わらない→すなわち大人から子供まで知ってるキャラクター化してる、ということで言えば、小生が以前から言っている「要するに高見のっぽさんとかゴン太くんとか、そういうのと同じようなもの」説も、あながち当たらずとも遠からずではなかろうか(^^;)。(20120711)
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20120710

2012-07-10 | 矮小布団圧縮袋

○(草野町のお散歩・その2)今日ツーリングで一緒に来たキイロイトリは、2010年版タワレコ仕様ちゃんです(こないだ仙台や東京とかに行ったのは、ローソン一番くじのトリの人です。お分かりの通り、大きさはほとんど近いのだけど、顔や表情(や性格も?)が少しずつ違います。種類がだんだん増えてきて、入れ代わり立ち代わりで登場するので、今度、登場人物紹介で「キイロイトリ出演者一覧」とか書いた方がいいのかなあ)。
 久留米市草野町のお散歩の続きは、矢作公民館(旧・青年夜学校)[大正2年(1913)]。洋館とは違うけど近代の建築物で、近代化遺産の一つですね。
   

 この矢作の地区は、江戸時代から大正時代にかけての農村の集落の建物や板塀などの感じが少し残っており、耳納山脈を背景に石垣と水路が巡っている独特の景観の中にいると、何時代なのか夢の中にいるような不思議な感覚になる。
  
  

本日のBGM:
 すイエんサー「定規を使わないで出来ちゃうスゴ技スペシャル」(NHK教育、7/10 19:25~)

 山田五十鈴さんや遠藤太津朗さんの訃報が続く。合掌。時代劇専門チャンネルで、おりくさんの出てくる必殺シリーズは連日やってるし、遠藤さんは先日は田村正和の「眠狂四郎」で憎々しげに登場して敗れていた。その前はたまたま映画「大魔神」(1966)の悪代官の部下の軍十郎で、怒りの大魔神にまずやられちゃうやつ、とかも見たし。元気に立ち回る映像作品がたくさんあり、見慣れている(時専chの一日中の番組のうち必ずどこかに出ているんじゃないだろうか、と思われるほど)存在感のイメージなので、信じられない。地井武男さんといい、名優が惜しまれる。だが、まだまだこれからも、(あまりにも人生における影響力が大きい)知的文化財であり、古典と言っても過言ではない名画や名作ドラマを見続け、その作品の中で貴重な人々に出逢い続けたいと思う。
 そんなニュースに残念な思いで、自分としては珍しく早めに19時台に帰宅できてつけた教育テレビの「すイエんサー」に、今日は渡辺徹氏でなくて何とロベール無用ノ介・伊吹吾郎先生が、絶好調のりのりで出演中ではありませんか!(※いつもは声の出演でナビゲーターを務めているらしい。そういえば、この番組、前に高橋英樹さんとか出てたことあったような気がする。)このフラメンコギターの名手の人も昭和の「元祖・顔の日本人離れしてて濃ゆい人」の一人だと思うのだが、仕事人(おでん屋)でもあるし、この間はこの人も狂四郎の円月殺法に勝負を挑んで斬られてましたな~(しかも「兄上」役が天本英世…濃い…)。なお、「まっすぐに線を引く」のに挑戦していたのは、先日言及した「ふんにゅーのひなちゃん」高田里穂さんのいる「すイエんサーガールズ」だった。ある種、人間の脳の働きを利用するわけですね。(20120710)
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20120709

2012-07-09 | 矮小布団圧縮袋


○日曜、久しぶりに晴天となり気温も27度前後と快適であり、ふとまた予定外に半日空いたのを利用して、突然思い立ってツーリングにする。片道一時間半位を計算して、今回は久留米方面へ、国道3号線をひたすら南下。むすび丸「いい天気になりました♪」
  

 たれぱんだたちとともに宝満川と筑後川を渡り、国道210号線を今度は東へ走る。目印は、草野町の:
  
 最初の目的地の近代化遺産・山辺道文化館(旧・中野病院)[大正3年(1914)]。静かな農村の集落の中に忽然とこの左右対称形の美しい木造洋館が出現するので、「な、なぜこのような建物が?」たれぱんだもびっくりですわw。現在は近隣の文化センターとして展示室やギャラリーに利用されている。最初、建物の外形だけ撮ろうかと思って来たが、ここも2Fはカフェになっているのだった。
     
 そうなるとせっかくなので、コーヒーでひと休みするキイロイトリ。窓から覗けるバルコニーとか、病院だったそうだが随所に洒落た意匠がある。階段の窓からは耳納山脈も見える。短時間の予定だったのであまり時間がなくゆっくり過ごせなかったのが惜しいほど(こういう撮影は時間に余裕をもって来るべきですな)。
 

本日のBGM:
 Invisible / Pet Shop Boys
 ついに新曲が、というのを先月知って、既にyoutubeで何種類ものremixが上がってるのをあちゃこちゃ聴いている。「私は目に見えないよ~」のDance Tokyo Remixて誰が歌ってるの?w(20120709)
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20120708

2012-07-08 | 矮小布団圧縮袋

○(東京出張中の・その5)京王線で新宿方面まで戻ってきたんだけど、この「武蔵野」の住宅地な生活の景色こそが、東京に住む人たちにとっての故郷の暮らしのある「東京」なんだろうなあ、とふと考えた。窓から延々と続く景色は、、山手線内のオフィシャルなビル街と少し違って、むしろ地方の都道府県の各地にある(例えば、福岡でも南区とか早良区とか大野城市とか筑紫野市とかそういう感じの)「市街地~郊外」の「どこかで見たことのあるような、どこでもありそうな、しかし多分、他のどこでもない」景色である。



 こういう時のBGM:Summer Daze / Nick Holder (「Summer Daze」)
 featuring "Slip Away(「Letter From Home」より)"というたらええのか(笑)よくぞ選んできましたね、と思ったPat Methenyさん物のハウスmix。こういうのを聴くと、いかに「哀感の郷愁に満ちたフレーズの快感法則が延々と続く」音楽か、ということがまたよくわかる。

 夕方また飛行機が遅れて40~50分待ちとなったため、空腹を抱えて何か夕食を取ろうと思い、偶然とびこんだのが羽田空港内のトルコ料理店のミセス・イスタンブール。キイロイトリもひと休みしているのが、夕食のドネル丼です。ソースとドレッシングの具合で、丼というよりもごはんがサラダ感覚のようで…


※おまけ
 高幡不動尊で買ってきたおみやげ:六番隊隊長井上源三郎のどらやき「源どら」。
「ナンカ ダンディ ナ イラストガ ツイテマスネ」(><)

   
(20120708)

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本日の効果音(52)Me Jedyne Niebo / Pat Metheny & Anna Maria Jopek (2008)

2012-07-07 | 閑話休題・本日の効果音

○(東京出張中の・その4)高幡不動尊の楼門の前。今年の七夕飾りは、奇しくもここからお届けですね。

 それにつけてもさすがに新撰組な観光地ですわね(笑)キイロイトリが佇む不動尊の山をバックに「土方歳三うどん」(ど、どういううどんなのかな…)の幟がありますw。門前町の商店街、ここもまだ早朝なので土産物屋さんもちらほら、以前の大河ドラマのジョン健ヌッツォなテーマ音楽をBGMに(なぜかどこからかさりげなく流れてくる・爆)そろそろ少しずつ開店し始めている状態なのですが、開く前のシャッターにも近藤さんや土方さんが…

 キイロイトリ「コノカホニ ピントキタラ 110バン?」←ちがうってww


○本日のBGM:
 Me Jedyne Niebo / Pat Metheny & Anna Maria Jopek (「Upojenie」WPCR-75651 2012.1. )
 ラルクのトリビュート企画盤→クレモンティーヌ→ときて、さらに仙台行が功を奏して今再度作業中BGMで絶賛再評価聴き直し中なのが、同じカバー物ならカバー物でもPat Methenyさん物(前にもしばしば書いているとおり、パット・メセニーじゃなくてメッスィー二さんらしい発音なのだが、うちはおなじみの「メセニーさん」でいいよ、もうw)である。
 今年2012年1月東京の実はちょいと来日公演の時の記念盤企画?で、邦盤(2012)が発売されたアナ・マリア・ヨペックさん。Pat Metheny Groupの「あの有名な曲」がいくつか、ポーランド語のvocalのカバーで入っていて、しかも「Methenyさん本人まで来ちゃってノリノリですよ!」(Youtubeでワルシャワライブ映像見た勢いで、つい買ってしまった・笑)な一枚。もともとPMGの持っている「実はある面、とってもPOPな」一面が、こういう「歌もの」になると増幅される(本領発揮?)のだな、と改めて思った。
 このM-12はAnother Life(「Speaking of Now」)のカバー。(原曲はリチャード・ボナさんやCuong Vuさんたちの「あの」Vocalが目立つイメージの曲だったから)最初聴いた瞬間「あれ、何だったっけ?」と思ったが、なに何のことはない「あそこ」に歌詞をつけて歌っていたのかとすぐ判り、そういう方法があったかと、改めて「メセニーさん」の「美メロ」の力に横手を打って納得。メロディが際立ってきたらなんかモリコーネの映画音楽的にすこぶるお洒落なボサノバみたいになってしまった歌(笑)のその耽美なvocalの上に、21世紀のさらなるMethenyさんのぴろぴろguitarが紫雲たなびくがごとく重なっていくのも、また新たな一興。
 このJopekさんによるカバー曲は総じて、「ついておいで(Are You Going with Me?なんだろうけど、渋い邦題だw)」なんかも全体的にしっとりとしたエスニックなアンビエントさが漂うリズム体のアレンジになっているので、今風なPMGのエッセンスを捉えた(=一曲が「長すぎない」w)再解釈として面白いなと思う。(20120707)
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20120702

2012-07-02 | 矮小布団圧縮袋

○(東京出張中・その3)JR中央線から八王子方面の出張だったので、早朝空き時間にまたもやお散歩に来たのは高幡不動尊。青いシートのところは部分的に工事中か。ここに来るのも土方歳三先生像を見るのも、たれぱんだは10年位ぶりかも。うちのキイロイトリは来たのが初めてなはずだが…「トシサン オツカレサマデス」
  

 6月はあじさい祭りで、梅雨の晴れ間で湿っぽいが山の緑と花の色が美しく、散策のひとときが過ごせる。朝早くから結構人が来ている。
  

本日のBGM:
 江戸川乱歩の美女シリーズ「天使と悪魔の美女」(ファミリー劇場、6/23 17:30~)
 出張中なのでこれも留守録でとって後から見た。本放送を見たことがあるはずなのだが、数年前からのチャンネル銀河でこれも放送されなかったので数十年ぶりに見たと思う。篠崎好脚本だと「白い素肌の美女」がそうだったのでちょっと必殺仕事人テイストなのかな?と予想していたが、どうしてどうして、中村嘉葎雄が「行っちゃって」いてw、途中で視聴者もぼんやり油断してると「あれ?どっち?」とちょっと思ってしまうところが作られているのが面白く、さすが高田美和と鰐淵晴子とか「強烈に濃ゆいの出してきたな~」な所以がわかった。あと、明智先生がライダーかギャバンか変身物か?なよくあるパターンのはまり方で途中のちょっと特撮っぽいセット(!?)が出てくるのも1983年頃って感じだよな~という気分で笑えた。ま、でも子供は見ちゃいけないねこの番組はw(20120702)


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20120701

2012-07-01 | 矮小布団圧縮袋

○(東京出張中の話に戻って・2)「立川銀座」のバス停前の、何やらレトロな近代の雰囲気がある商店建築を、朝方の散歩中に撮ってみた(だからまだ開店前なのだ)キイロイトリも中央線沿線付近をお散歩している。
   

本日のBGM:
 毎週日曜出張してた間に義朝がすっかり渋くなってしまいあっという間に信西サダヲがラストの平清盛「平治の乱」(NHK総合)と、天知茂他当時の渋いキャストとやっぱり宮川一郎脚本の雲霧仁左衛門 #1(時代劇専門チャンネル)を20時から同時実況視聴(チャンネルを往復するので忙しい)。かつ23時からは田村正和の眠狂四郎 #1(時代劇専門チャンネル)が始まるので後ろの方が新堂本兄弟と同時。7月1日は「時代劇の日」(?)だとかでいきなり総ドラマが続々第一回開始で、今月また何かとんでもないラインナップ満載なんだそうだ(さすがに全部は見ないが)。実質、家にいなくてテレビを見る時間が全然なく、もうだらだらとつけているということはほとんどない。ニュースも新聞も、自分がネットで知っている事件は全然放送や掲載がされない。最近その傾向がかなり酷くなってきたから、ただテレビを「ながら」で流しているということはなくなった。ちゃんと見るのは天気予報だろうか。これと思ったものだけ録画しておいて見る。もともとそれが正しい使い方なのだろうが。(20120701)
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