2019年。働き方改革により警察庁は刑事部所属『MIU』。既存の機動捜査隊を増設。第4機動捜査隊発足。配属された志摩は破天荒なバディ・伊吹と事件の解決へ挑む。
『亜人』見てから綾野剛熱が冷めやらず。
評価が高いこの刑事ドラマを見ようと思ったら……
クッソ~! 面白ぇ~!!
冷める所か再燃すっわ~。ちくちょう。
第1話の煽り運転編はまぁまぁ、面白い程度だけど。
第2話で一気に引き込まれた。泣いちゃったよw
「感電」が流れるタイミング良すぎ。惚れた!
1話完結で見易いし、何より各話の完成度高い。
相棒方式ですね。相棒みたいに重厚ではないけど、何よりポップ。
時事を取り上げて、興味・共感を引きつつストーリーに絡める。
単純にトレンドをポンと置くんじゃなしに昇華させる。凄い。
特に第6話。一番好き。志摩の相棒殺し回
思わず「脚本誰!?」って調べちゃったよw
野木亜紀子さんかぁ。逃げ恥の脚本家。
話の広げ方、キャラの繋げ方。上手い。面白い。
「最悪になる前に止められるか」あるいは「スイッチ」。
ドラマのテーマに沿った内容かつ志摩の過去・内面を丁寧に纏め。
話も二転三転。スイッチする。最後まで飽きさせない。
単純なハッピーエンドとは違う。スカッとする終わり方。
それでいて、しんみりと。ここでこの作品がしっかり確立した。
次点で第8話。恩讐であったり、キリスト教で言うとこの受難。
かなり深いテーマ。それを暗くは見せず、MIU流を貫いてる。
ここでも「最悪になる前に止められるか」。
第6話と変わって今度は伊吹回。このテーマは伊吹のセリフでもある。
自分の言葉に締め付けられる。苦しめられる。その様たるや。
ここは綾野さんの演技力も光った。見事な回。
『不幸』という、誰しもに起こる不変のテーマでもある。
この不幸に何の意味があるのか、人を許すべきか。
視聴者に問いかける、考えさせる内容。
ここまで良かったんだけどな~。問題は最終回。
面白い作品だけに、シビアに行こうかな。悪い点は悪い点だから。
つまらんとまでは言わんが、10話と11話。正直、微妙。
言うならラスボス戦。う~ん、いらんなぁ~。
1話完結を貫いてほしかった。第6話か第8話が最終回で良かった。
なんか特別なことをしようって意図が見えすぎた。
どうせなら劇場版でやれば?
シーズン2、3やって人気の地固め。その後やるなら、まぁ……。
ラスボスの久住自体、あんま魅力的なキャラじゃないのがな。
菅田将暉さんは別に悪くないんだが、とにかく久住というキャラ。
ただ胸クソなだけだし、おまけにしつこいんだよね。
ジョーカーの劣化版。MIUのライバルとしては力不足。
10話に関しては内容的に面白くなかったし。
ネットの反応って、あんな幼稚か?w
TV側の主観。TV側からそう見えるんだろうね。驕り。
最後の最後、ドーナツEPの意趣返しが良かったくらい。
てか、「感電」って良い曲。米津さんにホンマ助けられたな。
相棒路線で行ってほしかったが、最後悪い方へスイッチしちゃった。
まぁ、最悪ではないが。踏み止まっただけ良しとするか。
終盤の微妙な出来のせいでお茶を濁された感じはあるよな。
続編作ってほしいし、楽しみなんだが。
まぁ、サクッと11話を気楽に見れる作品として。オススメです。
では、また。
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