4時間映画w さすが中国というか壮大な作品が登場しました。
監督のフーボーさんは自殺されたそうで。何でもプロデューサーとの衝突が原因とか。
4時間は長すぎ、2時間半くらいに編集しようって話になったらしいんだが監督はそれが嫌で嫌で仕方なかったんと。
監督の身を挺した抵抗があって、こうして4時間フルでのリリースが決まったんだそうな。
凄まじいエピソード。まぁ、見てると実際短くできたとは思うけど。
2時間半はともかく3時間くらいしたらもっと見やすくできたんじゃないかなとは。でも、どうしても譲れなかったんやろうな。そういうこだわりみたいなんも十分伝わってくる。
役者の後ろや周りをウロウロヌメヌメと。これが真の長回しか!!w
あながちこの長尺も無意味じゃないのがな。登場人物4人の1日を追う上では非常に画期的な演出だと思う。
長いんだけど目が離せない。早送りするような隙もない。
徐々に物語に引き込まれていく。
貧困や格差。隣の芝は青いけど、結局どこも変わらない。
この世の生き辛さや現実。後ろめたさや身勝手さ。希望や救い。
あーでもないこーでもない空想。それでもすがらざるをえない。
監督の心の叫びが映画の中で常にこだましている。
まさに今年一発目の映画に相応しい。
2021年は静かな絶望からスタート。
では、また。
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