退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

信用スコア

2020年04月10日 07時14分17秒 | テレビを見ました

中国で「信用スコア」という取り組みが行われているようです。


日頃の行いをポイント化して様々なサービスに反映する(優劣をつける)取り組みです。
日本のそれとは少し違うようです。


おかげで個人のマナーがよくなったとか。



隣国の新しい取り組みにケチをつけるわけではありませんが、よく知らないからでしょうか『危ない!』と感じました。


まず、行動の基準が「思いやりや道徳感」「個人の価値観」ではなく第三者がつけた「ポイント」になる心配があるからです。
客観的な行いが反映するとはいえ、そこには「やさしさ」や「おもいやり」ではなく他人の評価が優先されます。
すると個人の思考停止が進む気がするのです。

前述の「マナー」も自発的ではなく「ポイントを獲得したい」ということでは残念です。

『形』から入る「人格形成」もあるでしょうが、それは幼少期の方法かなと思うのです。


さらに、その「算出方法が公表されていない」ということ。

アリババがデータのすべてを管理しているようですが、ポイントのアップダウンに何がどれだけ影響するのか不明確です。

かの国のことです。国家権力が介入すれば、国への忠誠心(都合の良い国民)を図る道具になりかねません。
異見は排除される方向に動き、習近平独裁がさらに進むとも考えられるからです。

権力集中は「政策決定が速い」ということもあるでしょうが、忖度が蔓延り腐敗を生み、国家は弱体化していく(あるいは戦争などの破滅に向かう)ことは歴史が証明しています。
(日本では歴史だけではなく今も証明されている?)

今日見たニュースでの感想ですので、誤解があったらごめんなさい。



NHKのニュースで見たのですが、報道のスタンスは肯定的でした。

いきなり否定的な報道はできないにしても、今後の報道の在り方が注目されます。


8割

2020年04月10日 03時41分43秒 | ニュースより

北海道大の西浦博教授(理論疫学)の試算によると、接触を8割程度減らすことができれば、2週間後をピークに感染者数を急激に減少させることができるらしい。

先日の安倍首相のコメントはそこからの「専門家の助言」だと思います。



和田耕治・国際医療福祉大教授(公衆衛生学)によると「接触」とは「手を伸ばすと触れあう距離で、具体的には2メートルの範囲内に他の人がいることだ」となる。

人と常に2メートル以上の距離を保つのはなかなか難しい。ただし、普段は10人の人と会っていたところを2人にしたり、4、5人のグループで出かけていたランチを1人で行ったりするなど工夫はさまざまだ。一方で、10分間の会話を2分間にするなど、時間を短くしても接触の回避にはならないため注意が必要だ。
毎日新聞


しかし、場合によっては8割減が難しい職種もあるでしょう。

医療関係者、警察官、消防士、物流に携わっている人、生活必需品を販売している人、漁業を含む食物生産者、電気ガス水道等ライフラインの保持にかかわる人、自衛官、役所など行政にかかわる人、マスコミ関係者、鉄道等輸送にかかわる人、福祉関係の人等々

他にも社会を支えている様々な人がいるでしょう。

これらの人々が人との接触を減らせないとすると、自宅にいる人は限りなく10割に近い接触を控えないと目標は達成できない。

西浦教授の試算はあくまでも数字上のもの。2週間を越えても尚感染者数が理論通りに減らないこともありうる。


ゴールデンウイーク明けまで我慢した後、首相の『残念ながら皆さんの頑張りが今一つ届かなかった、引き続きもっと頑張りましょう』などという責任転嫁のコメントが思い浮かんでしまうのは心が荒んできた故のことだろうか・・・。



「机上の現実」になったら素晴らしいのですが。