吉川元農相(北海道2区)が鶏卵生産大手の「アキタフーズ」から現金を受け取った・・・という疑惑があります。
今、大臣になるために必要な能力は政策を実行する力ではなく「票を集める」力ではないのか?
今、大臣になるために必要な能力は政策を実行する力ではなく「当選回数」ではないのか?
今、大臣になるために必要な能力は政策を実行する力ではなく「金を集める」力ではないのか?
今、大臣になるために必要な能力は政策を実行する力ではなく「上司(力のある議員)に取り入る」力ではないのか?
「大臣」とは、多くの政治家の中でも「政策手腕に優れた人」のはずですが、コロナ過での迷走も含めて考えると、政策手腕ではなく政治手腕?とでも云えそうです。
私の中で「政治」という言葉がネガティブなイメージになりつつあることは残念です。
大臣は入院しました。
現在の病院は疑惑のある政治家の駆け込み寺となっているようです。
以前、報道番組で『議員の逃げ口上』を挙げていました。
「お答えは差し控える」
「先手先手で」
「経済を回す」
「総合的・俯瞰的に」
「積極果敢な措置」
「承知をしております」
「高い緊張感をもって注視」
「たたき上げ」
「責任を取ればいいというものではない」
「われわれから見れば(37.5℃ 4日間は)誤解」
安倍前首相の言葉を借りて言えば
『悪夢のような安倍政権時代に熟成された回答回避の手腕の数々』
とでも云えそうです。
『誤解』であったという責任をマスコミや国民に転嫁する『嘘』も横行しています。
口先だけの逃げ口上も取り上げられていました。
「人事に関することなので・・・」
「捜査中の事件に関するので・・・」
「捜査が終了した事件の結果にかかわるので・・・」
「個別の事案についてなので・・・」
「仮定の質問についてなので・・・」
原因はどこにあるのだろうか?
野党の追及が甘い・・・
例えば「捜査中の事件に関するので」と言われたら、検察に確認してみる。
当然検察も権力に屈せず頑張る(トップが牛耳られていては無理なのかもしれないが)
「仮定の質問についてなので」と言われたら、仮定が想定されていないから政策が後手に回ると追及する。
「個別の事案についてなので」と言われたら、政府が出す政策は国民にとってはすべて個別な事案となって広がることを追及する。
「捜査中の事件に関するので」「捜査が終了した事件の結果にかかわるので」と言われたら、いつ質問に答えるのか、「○○となったら答える」と答えさせる。
マスコミの追及が甘い・・・
ぶら下がりの「会見もどき」で納得せず、ちゃんとした『記者会見』で追及すべきでしょう。
閣僚に気に入られている記者が、目先の取材実績にとらわれて、本来の「報道の使命」を忘れているのではないか。
以前、永田町に深く入り込んだ渡辺恒雄氏のドキュメンタリーが放送されていたが、そんな手法が情報がオープンになりつつある現在にもまかり通っていることに驚きます。
やはり『報道の自由度』が世界66位というのも頷けます。
世界報道自由度ランキング2020https://yorozu-do.com/press-freedom-index/
何と、あの鳩山首相の時は11位でした。
『記者会見』を軽視しているのは、政治家ではなく記者自身ではないだろうか。