退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

国会での説明が終わって

2020年12月26日 06時16分19秒 | ニュースより


安倍元首相の説明がありました。

密室ではなくてよかったです。・・・が、私は見ませんでした。


【速報】安倍前首相「説明責任を果たすことができた」 国会答弁終え


説明責任を果たした・・・という発言は、説明不足以外の責任は取らないで「幕引き」を図るという宣言ですね。(納得できる説明とはほど遠かったが)


しかし、『前夜祭』だけが問題なのではなく、『桜を見る会』そのものにだって問題があるはずです。
政治資金規正法だけでなく、公職選挙法や税金の私的利用(公金横領?)があるのではないか?

 


記憶が曖昧なので、ネットで探してみたところ、ウィキペディアにありました。

記事の丸写しでごめんなさい。


桜を見る会問題 Wikipedia

 

この中で、「桜を見る会」の問題点が挙げられています。整理すると・・・

<支援者・関係者の招待>
内閣府は2019年度までの数年間の招待者の内訳を公表した。「政治家枠」の人数は2005年度には2744人であったが、2019年度は3倍以上の8894人に増加した。同じ時期に、国際貢献や災害復旧などの功労者は406人から182人に減少した。

つまり、後援会の人たちを呼ぶために、「政治家枠」を増やした。
その反動からか、功労者は減った。

公的行事を一後援会のために転用した。

 

<参加者・支出額の増加>
招待客の数・支出額ともに第二次安倍政権下では年々増加した。2019年度に至っては予算の三倍にも費用が膨らんだことから、私物化したのではないかと野党が指摘している。


この写真で写っているのは芸能人だが、その面々は
小峠英二 なべおさみ 山田隆夫 ディープスペクター ラモス瑠偉 デビスカルノ さかなくん ベッキー 湯原昌幸 市川猿之助 綾小路きみまろ 石坂浩二 加藤清史郎 由紀さおり etc. 敬称略

実績のある人も多いが、「えっ」と思わせる人も・・・不倫で干されたり、息子を明治大学に合格させるために替え玉受験を企み大騒ぎになったり・・・いったい何の功労者?

芸能人を呼びたいのは『広告塔』『客寄せパンダ』『発信力に期待』以外の何物でも無い。
何をしてもらいたいかというと、『安倍首相に呼ばれた』ということの発信でしょう。

芸能人と総理大臣・・・WIN WINの関係ですね。


予算オーバー分はどう賄っていたのか。
「(超えた分について)これはどこからお金が出てきているのか」という共産党宮本氏の質問に対し、井野靖久・内閣府大臣官房長は「内閣府本府の一般共通経費を活用することにより経費を確保している」と答弁した。

つまり、税金を使いたい放題使っていると云うことですか。


<招待者名簿と公文書管理>
「参加希望者を募るプロセスで、昭恵氏からの推薦もあった」
「政治家枠」の人数は2005年度から2019年度で3倍以上に増加した。
同じ時期に、功労者は半分以下に減少した。

共産党の宮本徹議員は2019年5月9日、招待者の推移・費用内訳などを示す資料を要求した。しかし同日に内閣府が要求を受け取った約1時間後に、招待者名簿をシュレッダーで破棄したことが分かっている。

 


2019年10月15日、安倍内閣は「内閣総理大臣が各界において功績、功労のあった方々を招き、日頃の御苦労を慰労するとともに、親しく懇談する内閣の公的行事として開催しているものであり、意義あるものと考えている」と閣議決定した答弁書を公開した。

本会の主催は内閣総理大臣であるが、招待客の選定は各府省庁からの意見を踏まえて内閣官房と内閣府が最終的にとりまとめる。案内状の発送は内閣府が一括し、必ず招待客一人ひとりに宛てて送付を行う。参加にあたってのドレスコードは平服となっている。Wikipedia)

(参考)内閣府幹部
内閣総理大臣 内閣官房長官 内閣官房副長官3人 内閣府特命担当大臣 内閣府副大臣3人(加えて、他省の副大臣を内閣府副大臣併任とすることができる) 内閣府大臣政務官3人 内閣府大臣補佐官6人以内(必置ではない) 内閣府事務次官 内閣府審議官 2人

この人達みんながいかんのか、それともこの面々を牛耳っているボスがいかんのか・・・。

 


兎に角、税金を使って歴史あるこの会を実施する目的は
「各界において功績、功労のあった方々を招き日頃の労苦を慰労するため」なのですが・・・。


菅総理は『桜を見る会の中止』を打ち出しました。
 


ある意味これも「私物化」でしょうか。

問題点を改善して「より良い形で継続」することよりも、蓋をして穴に埋め「無いもの」にすることを選んだ訳ですから。


やはり、「現職総理」というより「元桜を見る会の官房長官」でしたね。

 

 

このような「失態」は、国民として忘れてはいけないと感じています。