12/13 NHKスペシャル を見ました。
逼迫している医療現場の現状をリポートしていました。
国は入院患者に対する新しい基準を12/2に示しました。
しかし、コロナ患者に対する医療従事者に関して、基準となる人数が示されているのでしょうか。
感染症法に記載されているのでしょうか?
職種の特殊性を考慮しつつも、労働基準法に照らし合わせて、対コロナにおける医療現場の基準を示すべきです。(感染症における基準はあると思いますが)
それは、人の命に直結する職場だからです。
以前、夜行バスツアーにおける常務委員の過酷な勤務状況による事故(関越自動車道高速バス居眠り運転事故)が起こり、夜行バスにおける乗務員数の新しい基準が示されました。
基準を作ることは出来るのではないでしょうか。「速さ」が求められています。
今現在、医療従事者の新しい基準を設けても実施不可能かも知れません。
しかし、推奨する形から基準を示し、不足数を算出して人員確保のための「財政的支援」「教育の充実」などの措置を執るべきでしょう。
「教育の充実」はやがて来るであろう「コロナに代わる新感染症」のためであり、緊急に出来ることはやはり「財政的支援」だろう。
また、専門家会議または分科会のような諮問機関と政府との関係を明確にする必要を感じます。
新型コロナでは、有識者会議・諮問委員会・分科会は内閣総理大臣が指名します。
素人の総理大臣が指名出来るのか?
やはり、そこには政策的思惑は入り込まないのか?
旭川吉田病院では寝たきりの患者が感染しました・・・なぜでしょう?
誰がウィルスを運んだのでしょう? 家族の人達とは考えられないだろうか。
だとすれば、「65歳以上」「基礎疾患のある者」という縛りは、何を意味するのだろうか?
患者の介護が医療スタッフの負担となっている・・・介護職のプロの派遣は出来ないのか・・・介護職の労働条件が悪く、慢性的なスタッフ不足がそんな選択肢を阻んでいる気がします。
ベッドや医療スタッフの不足から、延命治療を受けるかどうかの判断を迫られている。
その究極の選択は家族に任されている・・・身内の命を諦めろという決断を家族が出来るのだろうか。
新しく知ったのは、感染における『コミュニティー(毎日会う家族友人同僚)』という単位の考え。
個人の1週間の行動に於いて、コミュニティー【内】の人数とコミュニティー【外】の人数の関係が
【内】 > 【外】 から 【内】 < 【外】 になった時に感染拡大が劇的に広まっているということが統計的に証明できたようです。
私が頻繁に会う人は、家族1、職場15、買い物や外食4の合計20人=コミュニティーとすると、1週間で20人以上の人と会うと感染リスクが非常に高まるということです。
「会う」ということは、「挨拶や少し会話をする」ということで判断しました。
その反面、こんな記事もありました。
「屋外でのマスクは不要」間違いだらけのコロナ対策を専門家が指摘する!
コロナ対策の過剰な反応による対策疲れに対する警鐘と捉えて読みました。
兎も角、政府が決断を下さなくてはならない局面なのですが・・・。