最近のコロナ関係の報道で思うことなのですが、出演者のコメントにはいくつかのパターンがあるようです。(へそ曲がりの個人的な見解なので、幾分偏見があることはご容赦ください)
①識者・医者・科学者・・・
解らないことは知ったかぶったりせず言わない。解っていることは、結論を端的に言う。(発言が短い)
②評論家・コメンテーター・・・
他の人が気づいていないだろうこと(その多くは取るに足らない重箱の隅)を、さも重大なことのように大げさに言う。
③政治家・・・
とにかく、自分の失敗は指摘されたくないし認めたくない。
結果、後でどうとでもとれる発言を繰り返す。そのことが、発言を結論から遠いところに着地させ、話をダラダラ長くし、あたかも質問に答えたような印象を作り上げる。
(政治家がYES or NOで答えたのを見たことない)
④御用学者・官僚・・・
結論ありきの発言なので、政治家に近い。
どんな学説にも複数の考え方があるもので、その豊富な知識を羅列して、安易な結論は出ないと誤魔化す。
政治家がマスコミ関係にする発言は、占い師が客の未来を予想するそれに似ている気がします。
いわゆるフォアラー効果(バーナム効果)と呼ばれるものでしょうか。
そして人は「断言」されると、なぜか信じてしまうものです。
『二面性提示とそれぞれにおける断言』
こんなところが、政治家のコメントをわかりにくくしている原因だと思うのです。(ま、それが狙いなのでしょうが)