首相は全国の緊急事態宣言解除を発表しました。
政府は解除にあたり、感染状況、医療提供体制、監視体制を重視。18~24日の直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は、北海道0・72人▽神奈川県0・70人▽東京都0・36人▽埼玉県0・15人▽千葉県0・10人。「0・5人程度以下」とする基準を上回った北海道、神奈川も、感染経路が追えており、医療提供体制も確保されているとして、解除可能と判断した。
https://mainichi.jp/articles/20200525/k00/00m/040/186000c
なぜ、神奈川県と北海道も解除されたのでしょうか?
当初出していた「人口10万人辺りの新規感染者0.5人以下」という基準はどうなったのでしょうか?
北海道と神奈川県の解除そのものを非難するつもりはないのですが、様々な理由をつけて解除するのであれば、この数字は何だったのかという疑問が残ります。
「世界的にも極めて厳しいレベルの解除基準を全国的にクリアした」
「全国的に」という括りだけで、エビデンスもなにもない理由による判断は、官邸の考え(気分)次第でどのような決定も出来るという、「現政権の問題点」を現している気がしてなりません。
有識者による諮問委員会の意見も、マスコミ報道の方が先んじていて、結論ありきの感が否めません。
大阪では、新型コロナウイルス対策で、再び休業を要請する際の独自基準「大阪モデル」を「緑・黄・赤」の三段階として定めています。
今回、休業再要請指標を一部変更しました。
https://mainichi.jp/articles/20200523/k00/00m/040/251000c
府健康医療部などによると、23日は経路不明者の前週比は0・91倍で基準を下回ったが、24日は経路不明者がいない場合も1・43倍になり基準に達する。ただ、この2週間は経路不明者数が1日あたり1・5人と、これまでにない低水準で推移。この指標は前週の経路不明者数で仮にゼロが相次ぐと、翌週の不明者が少数でも基準に達しやすくなるなどの問題点を抱えており、変更が必要だと判断したという。
これら根拠の曖昧な『政治的判断』は、時として必要なこともあるかと思いますが、この感覚に麻痺してしまうことはとても危険だと思うのです。
慣れてしまう(麻痺する)ことだけは、注意していく必要があるでしょう。
ところで、「不要不急の移動は5月末まで避ける・・・。」これ緊急事態宣言とどう違うのですか?
『新しい生活様式』とは何か? これは、5月末までなのか、6月19日までなのか?、これからの日常すべてなのか?
よく解らない話が横行しています。
私は、緊急事態宣言解除を受けての新しい生活様式は「三密を出来るだけ減らそう」という生活だと思う。
そして、密閉・密集・密接の場での人との接触の際はマスクを着用することかなと思っています。
話は変わりますが、仏教では「三密とは、空海がひらいた真言宗をはじめとする密教の教え」だそうです。
そのうち機会見つけて勉強してみます。