私の仕事場は依存症回復施設。
依存症は適切な治療を受ければ回復する病気。
自分の意思でやめるなんてできない。
意思が「弱い」「強い」の問題ではない。脳の病気だから。
そして生きている限り、回復し続けなければならない。
28年間、摂食障害の症状を抱え続けた私。
症状が治まって25年。それでも私は回復し続けている。
初めて依存症のワークショップに参加し「私は、摂食障害です」と自分の中から
声に出した時、怖くて震えた。
今では笑い話になっているが、、、この一言を言ったら「地球が壊れる」と本気で思っていた。
だけど地球は壊れず、ず〜と続いていて、何事もなく時間は流れて行く。
ここから回復の道が始まった。
「私は摂食障害です」
自分が依存症であること、そこからの回復のため、毎日を過ごしている。
なぜもっと、自然に普通に語れないのか、、、?
無いのなら私達が作る。そのためには何をどうすれば良いのか、、、日々考えます。
本当に怖かった、、、。
自分も周りも、混乱が起こるかもしれないけれど、大丈夫だから。
とにかく自分の中から、一度外に出してみる。これ大事です。
そうしないと何も始まらないから。
これ、わかります。
心の中で自分が本気で恐ろしいと思っていることを口にして言ってしまうと
それが表に出て暴れだしそうな感覚に陥るんですよね。
でも意外とそれがショック療法みたいな感じで良い方向へ向かうこともあるのですよね。