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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

石健次著「横田滋・早紀江 闘いを支えるもの」

2013年01月05日 06時39分46秒 | Weblog
 130102 『文藝春秋』正月号の特集「激動の90年 歴史を動かした90人」から、次の記載をみつけた。

 石健次著「横田滋・早紀江 闘いを支えるもの」で、著者が「少し前、お二人に心の奥深いところまで踏み込んで尋ねたことがある」と書いて、『つらい日々がこんなに長く続き。先に光も見えないのになぜ、いつも品性を保ち凛としていられるのですか』と」問う記載がある(321p)。

 横田早紀江さんは答えたのだ。
 石は書く。「ヨブ記という章に目が吸い寄せられた(略)『(横田さんは)死ぬしかないと思っていた私とヨブの姿がダブってきたのです』」、と。
 そこのところに行き着く前に、横田さんの意思を「泣いてばかりいた日、クリスチャンの方が『良かったら読んでみて』と家に聖書を置いていかれた」と紹介している。クリスチャンのひと言が、「(横田さんを)もともと書物が好きだったこともありページをめくってみたのです」と、つながってゆく(321‐322p)。
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