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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

小豆(あずき) 番茶の味17907

2013年06月21日 07時35分15秒 | Weblog
 小豆(あずき) 番茶の味17907 茶には和菓子。近所のお菓子屋さんで頒(わ)けていただきます。お邪魔しているお店、小豆の粒あんが出色のつくりぐあいにして、《お見事》の一語。

 菓子を指さきでほぐすと、餡の(あん)のなかの小豆が、光沢をはなち、武士が切腹とマユをひそめた、表の皮の切れ目がありません。若大将にそのことを申したところ、「父が思い入れて、つくってくれています」と、答えがありました。

 熟練の年季をみたおもいです。地域の和菓子。量産するわけでなく、心こめた至才のワザが、隠されています。(『釧路新聞』 2013年6月17日掲載)
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