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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

二艘の船にそれぞれの船頭 加藤登紀子談「男と女の旅路」.

2015年04月20日 20時04分43秒 | 書評


 二艘の船にそれぞれの船頭 加藤登紀子談「男と女の旅路」.

 歌手の女子学生と学生運動の闘士が、たちまち恋に落ちた.東女に京男.国立大学の才媛に京都私大の理論家.

 「ひとり寝の子守歌」「知床旅情」「百万本のバラ」「檸檬」. 歌手の代表作は、夫婦の節目で発表され、国民的支持をうける.
 作品を軸に、話題が展開するというのも、折々の転機が大衆を動かす感動・共感を呼ぶからか.

 「仕事を取るか家族を取るかではなく・・・・・」
 「(夫が)服役中の愛」
 「妻・母・歌手の狭間で」「もういいだろう&没」.

 壮絶では、ある.学生運動、投獄、無農薬農業・エコロジスト.

 様変わりする夫との波乱のなかで「離婚の危機」も.
 たどりつく.「二隻の船に二人の船頭」(60p).<境地>の表白が、ある(『知るを楽しむ 人生の生き方』 日本放送出版協会 2007年6月).
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