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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

知人 語源は「シリ・エト」 北海道東部

2020年09月19日 15時49分54秒 | 記録
 知人 語源は「シリ・エト」。シリエト°[sir-etu] 岬 シリ=陸地 エト°=鼻、先 地名例 知床(北海道)。

 命名の由来について述べる。
 「旧名知人と称し現今漁民の居住する者多く」
   「太平洋炭礦株式会社の貯炭場、築港事務所並に其工場等も此の地域にあり」
   「臨港鉄道は此の地区に環状線を書いて中央を貫通する」
   「西部港内に面し37万余円を投じて築造したる市営埋立地(昭和8年中売卸)がある」
   「岸壁には2,000噸級1、4,000噸級1、6,000噸級1の船舶を同時に繋船し得る設備があり臨港鉄道会社の経営になっている」
   「又南防波堤上に太平洋炭礦会社経営に係わる電力応用自働運転の運炭軌道と高架桟橋等が有て石炭荷役は頗る文化的と謂われて居る」
   「本地区は釧路岬燈臺の所在地であり名所旧跡頗る多きを以て旧名を尊重し知人と命く」。(昭和7年8月)。

 貯炭場、石炭輸送鉄道、南防波堤。
 写真に撮影の光景は「近代=石炭」。そして洋上の白い波は岩礁に波打つ景。北海道東部、物流拠点港の景観。
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