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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

踏み固め、バランスとれた丸みと外観、違和感ない居場所空間 見てくれ超える技術蓄積 「かまくら職人 秋田」の伝統241224

2024年12月25日 10時03分44秒 | 季節
 踏み固め、バランスとれた丸みと外観、違和感ない居場所空間 見てくれ超える技術蓄積 「かまくら職人 秋田」の伝統241224

 雪国・秋田。「かまくら」が著明で<子どもたちの遊び>のように思えるが、どうしてどうして。
 土曜あさ9:30-10:00 放送「サタナビっ! かまくら職人 | 案内には、次の記載が。
 「横手のかまくら 15・16日開催」「横手市役所前・横手公園など」
 「横手のかまくら作り、今年は14人の職人で約40基を制作」。「1月中旬からかまくらが始まるまで精力的に活動します」。

 技術的には「2種類のスコップを巧みに使い、雪積みと穴あけを行い雪寄せ、仕上げの作業と進んでいきます」。
 「かまくらを楽しんでほしいという職人の思いと技に触れました」。「後継者の募集もしていますよ!」。

 しかし別な番組を視聴して、驚いた。ポイントはまず、3点。
 ●シッカリ雪を踏み固める 
  空洞の空間を掘り続けても決して壁に穴があく、天井が抜けるのことのないように。 ●バランスのとれた丸みと外観、加えて<かたまり>として規模も同じに成型。
  「水神」の祭礼として営まれる祭祀。集合体としてのバランス、見てくれの美しさ。
 ●空洞の製作。技術者もその表現に苦心していたが、結局「違和感がない」に。壁の暑さもそれぞれ均等に確保。

 番組は「造れるようになるには3年かかるか」と。本殿にあたる祭壇をくりぬいて、神体を奉祀。
 「意外とあたたかい」「居心地がよい」「風があたらないものだ」は子どもたちの感想。
 子どもの為ではない。祭祀の営為。それゆえ大人が汗をながす、かつ「後継者の募集」も必死なのだ。
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