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座禅の禅僧、威神力で龍神に仏教帰依 曹洞寺院に龍王殿&漁業者<ひょう・依>聖地

2024年11月10日 11時27分13秒 | 季節
 禅の禅僧、威神力で龍神に仏教帰依 曹洞寺院に龍王殿&漁業者<ひょう・依>聖地

 曹洞宗寺院には龍王殿 りゅうおうでん が備わる。
 24年10月、善寶寺龍王講編集・発行『龍澤山 龍王講だより No54』を恵与されて、思わず、うなった。
 「大漁満足 奉願請 龍澤山善寶寺 海上安全」の臨済寺院で発する「奉牌」にお目にかかったことがあった。

 善寶寺信仰が<海に生きるなりわい>の庶民に、篤い信仰。
 その思い深めたいたが、本冊子で山形・善寶寺が曹洞宗寺院にして龍王講の法縁。
 表紙に見える龍王殿絵天井の豪華さに、注目した。

 確かに、たしかに。北海道東部の名刹・定光 じょうこう 禪寺も明治中期の龍王殿を伝承している。
 市内最古の木造建築。そうした時代もあったが、今や鉄筋コンクリート。絵天井は健在。

 「坐禅をしたお坊さんの威神力によって龍神が仏教に帰依したという点」「それによって禅と龍神信仰という民衆信仰が結びついた」「龍神講が盛んになった」。
 山形県善寶寺住職・五十嵐卓三師が対談「新春対談 2024年 辰年 龍神さまにまつわるお話」で、宗教人類学者・佐々木宏幹氏に語っている。 
   https://www.tsuruokakanko.com/course/6685

 そういうことなのか。殊に善寶寺にとっては、次の点も見逃すことが出来ないのであろいう。
 「日本海に蒙古軍の襲来があった際、羽黒山の鏡池より<九頭龍王>が日本海へ飛んでこれを撃退したのだという謂れがあるそうで」。
 確かに。恥ずかしながら『龍澤山 龍王講だより No54』を頂戴して、善寶寺が曹洞宗寺院、共通するように同派寺院に龍王殿奉祀の背景も得心。

 漁業を手広く営まれる過程に、善寶寺信仰&龍王信仰が行き渡る点も納得することに。
 「ひょう・い」。それは「憑依」と書いて、「頼りにすること。よりどころにすること」。転じて「霊などがのりうつること」とも、解する。
 聖地。別名を「パワースポット」。
 若者に「パワースポット=お手軽で効果が穏やか」。しかし、経営者にとって聖地=強烈で<あう、あわないがはっきり>してる。 暑信と浄財。その信念が異なる。
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