豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

Maria Magdarena 1

2012年10月10日 | 今日の美女
 聖書のマリアといえば普通にはキリストの母「聖母マリア」だが、ほかにも(たくさんの)マリアがおり、たとえば聖母の姉妹にもマリアがいたり、ベタニアのマリアとかエジプトのマリアとかが登場して門外漢の私には混乱してよくわからない。
 その中で「マグダラのマリア」といわれる「もとは娼婦でキリストに罪をゆるされ、荒野で修業をして敬虔な使徒になった女性」のマリアが、ドラマチックな人間として絵画では多く扱われているのだが、実はこのマリアというのは、いろいろな福音書に登場する複数の女性が次第に一人の人格として総合化されてきたものらしい。
 難しい話はさておき、絵としては、娼婦が悔い改める姿として「長い髪を垂らし、半裸」の姿であったり、「頭蓋骨(死の象徴)・十字架を傍らにして修業する」姿、キリストの足に塗ったという香油の壺を持つ美女などである。

 Titian                       Carlo Crivelli     El Greco
    

 Carlo Dolci                  Roger Van Der Weyden            Francesco Ubertini Bacchiacca
    

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