既述のアレキサンドリアのカテリーナから千年ほど後の14世紀のイタリア・シエナにも聖カテリーナという別の聖女が存在するので要注意である。
前のカテリーナより数は少なくなるがやはり何人かの著名画家の作品が見られる。こちらは百合の花を手にしたものが多い。
それと、3・5・6枚目を注意して観てもらうと手の甲の真中に黒っぽい点が見られる。初め、古い絵についた染みの汚れかと思ったら、20点のうち7点に見られし両手についているもの(6枚目)も3点ということで、これは明らかに「聖痕」と呼ばれるキリスト磔刑の釘の痕として、聖女たる証しとなるものだろう。聖痕を描いてないものもあるのだが、これはアレキサンドリアと区別する大きな特色となるものである。
Carlo Dolci Francisco Zurbaran Bernardino Luini
Domenico Beccafumi
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前のカテリーナより数は少なくなるがやはり何人かの著名画家の作品が見られる。こちらは百合の花を手にしたものが多い。
それと、3・5・6枚目を注意して観てもらうと手の甲の真中に黒っぽい点が見られる。初め、古い絵についた染みの汚れかと思ったら、20点のうち7点に見られし両手についているもの(6枚目)も3点ということで、これは明らかに「聖痕」と呼ばれるキリスト磔刑の釘の痕として、聖女たる証しとなるものだろう。聖痕を描いてないものもあるのだが、これはアレキサンドリアと区別する大きな特色となるものである。
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