豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

allegory of the five senses 五感のアレゴリー

2014年03月17日 | 今日の美女
 一昨日の五行の記事に「五感」のことに触れたし、以前(2012/8/7)一度五感のそれぞれを女性に託して描いた作品を紹介したこともある。
 五感は人間ばかりか動物の日常生活行動と関わって快感苦痛の刺激をもたらし生命維持には不可欠なものだけに、西洋の古い絵画ではこの五つの感覚を絵画として表現することは盛んに行われたようで、これまでの「季節」や「四大元素」以上の多くの古い作品が集まった。各感覚を一枚ずつで描いて五点セツトが31セツト(一枚欠けて不揃い5セットを含む)あり、その他一枚の中に五感を描いたものが15点ほど、単品やセットの半端ものなど50点ほどである。

 今回は五点セツト作品から見ていくことにするが、各感覚の特徴を知るためにまず下の絵を見られたい。
 この絵は一続きの細長いものを二分してある。元画像が小さいので見苦しいがおおよそのことは判るだろう。
 左から順に
  眼 視覚  一般的には鏡・絵など見ている。望遠鏡を手にしている。
  耳 聴覚  リュートなど楽器の演奏。
  鼻 嗅覚  花の香りを嗅ぐ。
  口 味覚  食べたり酒を飲んだりしている。果物などを持つ。
  手 触覚  男女が抱き合ったり、手に鳥を留まらせたりしている。
 
  



 ◎  Robert Bonnart 1652-1729  
    

   

 ◎ Jakob von der Heyden 1600-1645
    

   

 ◎ Adriaen Collaert 1560-1618
  

  

  

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